孤独を感じた時はどうする?孤独感を和らげるヒント【疲労回復とヨガ#14】

 孤独を感じた時はどうする?孤独感を和らげるヒント【疲労回復とヨガ#14】
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井上敦子
井上敦子
2020-10-05
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何かを得ることで孤独感は埋まらない

何かを得ることで孤独感や寂しさを埋めようとしてしまうこともよくありますよね。しかしながら何かを得ようとする行為は、裏を返せば今の自分に不足感を感じているということの現れでもあります。

不足感を感じてしまうということは、今の自分がありのままで良いと思えていないということです。何かを得ることで、孤独は一時的には手放すことが出来るかも知れません。でも、そんな自分を満たすために何かを得ることを続けなくてはなりません。得ることで孤独感を埋めるのではなく、「どんな自分でもOK!」と自分自身を受容していく。そうやって孤独感と付き合っていくことで、いつか自然に不足感は薄くなっていくのではないでしょうか。

自然との繋がりが孤独を癒す

自己を受け入れること以外で、孤独感を和らげる方法があります。それは、自分が自然など大きな存在と離れていないと体感し、理解することです。

孤独を感じる時は往々にして、「自分はひとりぼっちだ」と思っているもの。確かに自分という存在は独立した肉体を持っていますが、その肉体は自然から与えられたものだとヨガでは教えます。自然から産まれ自然に還っていく宿命を持った私たちは、大きな意味では自然の一部なのです。

孤独を強く感じる時は、自然との繋がりを意識的に感じてみましょう。海に入ったり、山に登って景色を見たり、大地に身を委ねるように地面に寝転がるのもよい方法です。裸足で土の上を歩くのもオススメ。自然に身を委ねるような気持ちで、考えるよりも自然を肌で感じるようにしてみます。

自然との繋がりを感じ、自分もその自然の一部なのだと体感することが出来れば、ひとりぼっちに感じてしまうような孤独も癒されるはずです。実際のところ、私たちは常に自然に支えられて存在しています。自然に触れながら、それを思い出す時間をぜひ持ってみて下さいね。

ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inoue

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