MEDITATION & MIND
世界的に人気の「大人の塗り絵」がマインドフルネスのツールとして注目される理由
広告
実際に2種類の塗り絵をしてみて、わかったこと
そこで、筆者も実際に塗り絵をしてみることにしました。大人用の塗り絵は、美しいデザインのものが色々とあります。今回使っているのは、ゴッホの絵画を再現するように同じ色を塗っていくタイプと、曼荼羅(マンダラ)の図案に好きな色を自由に選び、塗っていくタイプの2種類です。
この2種類の異なるタイプの塗り絵のどちらがマインドフルネス効果が高いのでしょうか?
先出の金沢工業大学のレポートによると「模倣して彩色するように指示された強制選択群と、自分の望む色を使用して彩色する自由選択群に分けて塗り絵を行った結果、強制選択群が自由選択群よりもα波が増加した」とのこと。「強制選択群の方が創造性を要求されないため、精神的に安定したことが考えられる」という結果が出ました。
この結果を、筆者の塗り絵サンプルに置き換えると、色彩見本のあるゴッホの塗り絵の方が、自分で色の組み合わせを考える曼荼羅の図案よりもマインドフルネス効果があると言えそうです。
確かに、疲れているときに着手をしたのは「どの色にしよう」と考えず、雛形を見ながら淡々と着色できるゴッホの塗り絵でした。その後、気力がある時には「好きな色合わせを楽しみたい」と、曼荼羅の塗り絵を手に取るようになりました。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
広告
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く