【瞑想音声ガイド・15分】悩みや不安から自由になる「マインドフルネス瞑想」

マインドフルネスとは？

「今、ここ」に１００％の心を向ける在り方。
自分が感じている感覚や感情、思考を冷静に観察している状態のこと。

私たちの心は、様々な出来事に対して様々な反応を起こします。マインドフルネスの第一ステップは、出来事に対する自分のリアクション、反応を自覚することです。意識を自分におき、出来事に対する自分の反応を観察して自覚します。自覚が芽生えたことで、それにどう対処するかのをチョイスできるようになります。

チョイスが増えるということは、自由が増えるということです。環境が変わらなくても自分の意識の置き所を変え、自分を理解することで、自由になることができるのです。つまり、自由とは自分の内にあるのです。

瞑想は、心を無にすること？

「瞑想は心を無にする」というイメージをもつ人が多いですが、それは結果であって、そこに至るまでの練習では、かえって心の騒めきを感じることも多いのです。どんな考えが浮かんでも、どんな感情が思い浮かんでも、そこから距離をおいてただ「どんと座って」それを観ることができるように練習する。それが瞑想で行うことです。そうすることで、自分の心の反応の癖を自覚できるようになります。瞑想の練習で心が無にならなくてもよいのです。頭に色々浮かんでも、それでも座り観察した、ということに意味があります。

部屋でほこりが舞っている時に、それをどうにかしようと動くと、ほこりは余計に舞ってしまいます。それと同じように心の騒めきを、どうにかしようと頑張ると、余計に騒めきやストレスが増してしまうことがあります。舞っているほこりを、何にもふれずに、いじらずに、ただ眺めて待っていれば、おのずと落ちついていきます。心の騒めきも、どんなイライラするような感情も、ずっと続くことはありません。少しの間、そこから手を引いて、おおらかな気持ちで観察し、ほっておいたら、様々な考えごとや、気持ちも、おのずと落ち着いていきます。この落ち着きが私たちの本来の在り方です。揺れ動く自分の心に意識をおくのではなく、その揺れを観ている、常に安定している自分に意識をおく練習が瞑想で行うことです。この練習を日々、コツコツ行うことで、アクシデントやストレスの中でも、動じない自分を保つことができるようになるのです。

瞑想状態とは、広く深くものごとを観ることができている状態です。広く物事が観ることが出来ているときには、心は柔らかく緩みます。逆に、こうじゃなきゃ嫌だ、これはダメ、こうなりたくない！といった、自分の狭いものの見方をしている時、心は硬くなってゆとりが無くなります。

瞑想は自分の心のもちようを、柔らかく耕す作業です。日々瞑想を行い、心を耕し、柔らかい状態をキープすることができたなら、周りとの関わりが変わります。自分が柔らかく耕され、ゆとりが出来たなら、外の環境が変わらなくても、自分の内側の反応が変わり、結果周りへの自分の対応も変わっていくからです。

自分の話をよく聞いてくれて、肯定をしてくれる。そんな人が傍にいてくれたら、とても安心できますよね。マインドフルネスでは、それを自分自身にしていく時間です。

自分の心の内側にある様々な考えや感情を、ただ観察し、自覚し、認め、許す。

何かを大きくかえようとしなくても、まずは１０分間マインドフルネス瞑想で、自分の心を観察しようという１歩１歩の積み重ねが自分の視野を変え、大きな気づきをもたらしてくれるのです。

それでは、音声のみのガイド「マインドフルネス瞑想」を体験してみましょう。できれば毎日時間を決めて、習慣的に取り入れてみると、自分の内側や周りへの自分の対応などの変化を感じやすくなります。ぜひ取り入れてみてください。

鈴木伸枝
ヨガ講師。鈴木伸枝パーソナルヨガスタジオRelease Space主宰。自分を生かすＹＯＧＡ」をモットーに、誰でも簡単にヨガを生活に取り入れられるよう、平日毎朝６：３０～instagramよりヨガクラスをライブ配信している。

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