瞑想は心臓病のリスクを下げる可能性があると最新の研究が示唆

By ANDREA RICE

瞑想は心臓病のリスクを下げる可能性があると最新の研究が示唆

アメリカ全土で不安感が広がる中、最新の研究によって、瞑想が心血管疾患のリスクを低下させる可能性が明らかになりました。

心血管疾患は、アメリカの主たる死因です。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年約64万7000人のアメリカ人が心臓病で亡くなっています。ちなみに37秒に1人が心血管疾患で亡くなっており、亡くなる人の4人に1人は心血管疾患が原因です。最近の新たな研究では、心臓病の危険因子としてストレスを調査し続けており、アメリカ心臓協会(AHA)は一般的なウェルビーイング(心身共に良好な状態)のためにストレスマネージメントを推奨しています。

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学術雑誌「American Journal of Cardiology」に掲載された最近の分析によると、瞑想を実践することでコレステロール値が減少するということがわかりました。研究者たちは、2012年と2017年の国民健康調査(NHIS)に参加した61,267人の被験者からのデータを調査しました。するとその内、5,851人(9.6%)が何らかの形で瞑想を実践していたことが明らかになりました。既存の症状、例えば、高コレステロール、高血圧、糖尿病、脳卒中、冠状動脈疾患、またその他の要因など様々な項目で分析が行われました。

「年齢、性別、BMI、人種、結婚の有無、喫煙、睡眠時間、うつ病歴を照合した後、瞑想しない人に比べて瞑想する人は、高コレステロール血症(高コレステロール)の有病率が低いことがわかりました」と著者らは記しています。

今回の新たな研究は、2017年AHAが発表した、瞑想は心臓の健康維持のために実践できる低コストで手軽なことだという科学的声明に基づいています。AHAは、瞑想には一般的な利点があるとの数々の研究報告が届いていること、また、瞑想には心血管疾患を防ぐ効果があるとの報告も寄せられていること(瞑想を実践することによる生理学的なストレス反応への影響を含む)を認めました。しかし、多くの研究が有望な結果を示す一方、AHAはその研究の多くは少数のサンプルで実施されており、瞑想が心臓病のリスクを低下させるというテーマの更なる研究はまだ必要であることも指摘しました。

これに応える形で新たな研究は、大規模な全国データベースのサンプルに基づいて実施され、瞑想が心臓病のリスクを低下させる可能性があると結論付けました。しかし、アルコールの消費、運動、エクササイズなどその他の要因も影響していることを示唆しました。今回の研究の執筆責任者であり、ベイラー医科大学の臨床医であるチャヤクリット・クリタナウォン医師は、瞑想が心臓の健康に効果があると明言するためには更なる研究が依然として必要であると述べています。また、クリタナウォン医師はこう述べています。「適切に設計された臨床試験により、すべての交絡因子(バイアス)を制御できます。たとえば、瞑想している人は、瞑想しない人に比べて、もっと運動をしていたり、より多くの果物や野菜を摂取していたりする可能性があるかもしれません」。

教えてくれたのは…アンドレア・ライスさん
アンドレア・ライスさんはフリーランスのジャーナリストでヨガジャーナルにもライターとして寄稿している。彼女の執筆記事はこれまで、ニューヨークタイムズ、Verywell、The Wanderlust Journal、mindbodygreen、SONIMA、NY Yoga+Lifeやその他の出版物にも掲載されてきた。また、彼女は2010年からヨガを指導し、彼女の初の著書「The Yoga Almanac(New Harbinger刊、2020年)」では、季節に応じたヨガプラクティスを紹介している。ノースカロライナ州ローリーに暮らし、ヨガ、瞑想、クリエイティブライティングのクラスやワークショップを提供している。Twitter と Instagram.で彼女と繋がろう。

ヨガジャーナルアメリカ版/「Meditation Could Lower the Risk of Heart Disease, New Research Suggests

By ANDREA RICE
Translated by Hanae Yamaguchi

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