長引く自粛生活。臨床心理士が勧める自宅での過ごし方とは

 長引く自粛生活。臨床心理士が勧める自宅での過ごし方とは
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石上友梨
石上友梨
2020-05-14
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家族やペットとのおうち時間をとる

今まで忙しく、家族やペットとの時間を十分に取れなかった方は、コミュニケーションを深めるチャンスかもしれません。いずれ元の忙しい生活に戻るかもしれませんが、この時期に一緒の時間を過ごした記憶はいつまでも残ります。何かを一緒にするでもいいし、何もせず、一緒にのんびりすること、それも大切な思い出に変わるかもしれません。

勉強をする

時間がある時は、自分の知識やスキルを向上させるチャンスでもあります。例えば、オンラインセミナーを受けたり、本を読んで勉強したり、自分のために時間を使いましょう。

疎遠になっていた人に連絡してみる

友人や家族、親戚など、普段連絡を取らない方に連絡してみることもおすすめです。この時期だからこそ、気にかけてくれたり、連絡してくれる存在がいることは嬉しいものです。しかし、コロナによって時間に余裕がある人と、かえって忙しい人がいます。例えば、在宅勤務でも実際に在宅できるような業務ではないため、「自宅で資料を読む」「自己学習する」など、自分のペースで活動できる方もいれば、元々リモートできる職種で、より業務も増え、在宅勤務によって24時間連絡が入るような方もいます。それぞれが置かれている状況は異なります。一人だけに連絡をして、「返事が帰ってこない・・・」となると孤独感が増し、落ち込んでしまいます。「それぞれの状況は違うのだ」と心得た上で、複数人に送ってみて、「帰ってきたらラッキー」「帰ってこなくても、こちらの気遣いが伝わるといいな」くらいに捉えること良いかもしれません。

ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師 大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。https://cbt-yoga.com

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