在宅勤務のストレスを乗り切る4つのポイントとは?|臨床心理士が解説

新型コロナウイルスの影響により在宅勤務を余儀なくされている方が多い中、緊急事態宣言が延長され、在宅勤務をしなければいけない期間はまだまだ続くと思われます。慣れない在宅勤務による心理的な負担とどう付き合っていけば良いのでしょうか。
在宅勤務での起こるストレスとは?
ユーロファウンド(欧州生活労働環境改善財団)が先進国を中心に14か国を対象に行った労働条件とウェルビーイングの調査によると、在宅勤務者の41%が強いストレスを感じているのだそうです。その原因とは一体何でしょう?
労働時間の不規則さから来る不眠・疲労
在宅勤務だと就業時間が全て自分の裁量に任されるため、休憩を取らない・夜遅くまで仕事してしまうなどの事態が起きやすく、睡眠不足などから疲労が溜まりやすくなります。
スマホやPCなどを頻繁に見なくてはいけない
人と会えない分、メールやテレビ電話などを利用する機会が増えますね。そうすると1日のほとんどがスマホやテレビと睨めっこ。なんて言う状況になり、仕事とプライベートの境界線が無くなってしまいます。
同僚からの孤立
職場での煩わしい人間関係を見なくて済むと思うと最初は良いのですが、長期化してくると誰とも話さない時間が増え、孤立感が増してきます。また距離がある分、分からないことを聞くなど相手に連絡する事に気が引けてしまうため、結果的に一人で抱え込んでプレッシャーになってしまうのです。
仕事以外に邪魔が入る
自宅にいるとプライベートな電話に出なければいけなかったり、家族や子どもたちがいる場合は、仕事中なのに大声で騒がれる、邪魔をされるなどして仕事に集中できないという問題が起こります。
新型コロナウイルスに対する不安・恐怖
新型コロナウィルスに関する情報が毎日のように入ってきて、不安や恐怖で頭の中がいっぱいになっている人もいるのではないでしょうか?慣れない在宅勤務に加えて、収束がいつになるか分からないという先の見えない不安が不眠や心身の疲弊をさらに増加させてしまうのです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。