緊張で上手くしゃべれない…気分が落ち着く「自律神経」を整えるヨガポーズ

 緊張で上手くしゃべれない…気分が落ち着く「自律神経」を整えるヨガポーズ
Nanayo Suzuki

働く男性が抱えやすい体の悩みや、苦手な動きをクローズアップ。仕事の効率や集中力が高まり、社会でエネルギッシュに活躍する体づくりに役立つワークを男ヨガティーチャー佐藤ゴウが紹介!

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しゃべろうとすると喉が詰まる人はヨガでメンテナンスを!

大事な会議に備えて準備万端!それなのに、本番はプレッシャーに負けてうまく声が出ない…。ここぞという場面で力を発揮できない人は、姿勢改善や呼吸法でメンタルにアプローチするヨガのセルフコントロール法で本番に強い男になろう。

喉がつまる原因…土台の不安定さと呼吸の滞り

緊張が高まると気(エネルギー)は上昇。すると下半身がグラつくばかりでなく上半身の筋肉も硬直。その影響で呼吸が浅くなり、声が出にくくなる。そんなときは、重心を下げて行う呼吸法で自律神経を整え、さらに呼吸の通りを促すワークを行おう。

自律神経を整え、呼吸の通りを促すワーク【働く男のためのヨガ】
精神的な動揺からくる下半身の揺らぎに加え、筋肉のこわばりや浅くなる呼吸が影響/photo by Shoko Matsuhashi

姿勢の歪みにより、こんな不調を招きます…

・高血圧
・不眠
・蓄積疲労
・肩こり
・腰痛
・下腹部の不調

喉のつまりを解消するヨガポーズ

グラウンディングで地に足をつける四股立ち呼吸法

リラックスするには、意識的に緊張状態をつくってから脱力するとゆるみやすい。上がった気を下げる四股立ちになり、息を吸って&止めて交感神経を優位にしてから一気に吐くとリラックスが深まる。

HOW TO
1.吐ききって息を吸う。肩幅の2倍に脚を開いてお尻を下げ、手はお腹。思い切りではなく、鼻から6割を目安に息を吸う。

自律神経を整え、呼吸の通りを促すワーク【働く男のためのヨガ】
Photo by Shoko Matsuhashi

2.息を止めるこぶしを握り全身に力を入れて1秒息を止める。息を止めて頭がクラクラする場合は無理せずに! 

自律神経を整え、呼吸の通りを促すワーク【働く男のためのヨガ】
Photo by Shoko Matsuhashi

3. 一気に吐く。口から息を吐き、上半身は重力にまかせて脱力。吐ききるまで下半身はゆるめず強い土台をキープ。

自律神経を整え、呼吸の通りを促すワーク【働く男のためのヨガ】
Photo by Shoko Matsuhashi

※血圧が高すぎたり低すぎたりする場合は、このワークは控えましょう。
※寝不足、疲労蓄積などの場合は、椅子に浅く座って行ってもOK。

全身に呼吸を通す壁ダウンドッグ

立ったまま壁を使って行うダウンドッグで体側と胸まわりの筋肉をほぐし、スムーズな呼吸の通り道を確保。ワーク1の呼吸法で筋肉を収縮させた後に行うと、より弛緩が深まり効果が出やすい。

HOW TO
1.壁に向かって立ち胸の下方に両手をつく。膝を曲げてリラックスした状態で準備する。

自律神経を整え、呼吸の通りを促すワーク【働く男のためのヨガ】
Photo by Shoko Matsuhashi 

2.腕を伸ばし手首~坐骨が一直線になる位置まで下がる。股関節を引き込み、膝は曲げてキープ。 

自律神経を整え、呼吸の通りを促すワーク【働く男のためのヨガ】
Photo by Shoko Matsuhashi

教えてくれたのは…佐藤ゴウ先生
IHTA理事、ヨガインストラクター。YMCにて各クラスを担当。ヨガ哲学を伝え、心身の繊細な感覚を見つめる「感じるヨガ」を展開。各地でのヨガイベントでも活躍中。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photos by Shoko Matsuhashi
Illustrations by Nanayo Suzuki
Text by Ai Kitabayashi
yoga Journal日本版Vol.64掲載



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