POSE & BODY
「肩」の動きをヨガポーズで整理しよう!理学療法士が解説、肩関節の8方向の動き
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肩関節とは
さて、肩関節は私達の身体の中に一体いくつあるか知っていますか?右肩と左肩を合わせて2つ?いいえ、実は肩関節は一人の身体につき10個あるのです。
肩関節とは、
・肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)
・胸鎖関節(きょうさかんせつ)
・肩鎖関節(けんさかんせつ)
・肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)
・肩峰下関節(けんぽうかかんせつ)
の5種類の関節をまとめた総称です。
片腕に5つずつこれらの関節があるので、両肩合わせて肩関節は10個です。知らなかった方も多いかもしれません。これらすべての関節が協力して関わり合うことで、腕をいろんな方向に動かすことを可能にしています。そして肩関節は、胸骨・鎖骨・肩甲骨・肋骨・上腕骨という5つの骨から構成されており、これらを合わせて「肩複合体」といいます。
一般的に肩関節とは、この5つの関節のうちの「肩甲上腕関節」のことを指します。多くの人が「肩関節」といわれてイメージする部位で間違いないと思います。
肩甲上腕関節(以下、肩関節)は、肩甲骨と上腕骨から構成されています。
肩関節は、上腕骨の大きな凸状をした上腕骨の骨頭と、浅い凹状をした肩甲骨の関節窩で形成されている球関節です。関節窩は上腕骨頭の約1/3を覆うだけの緩い適合となっているため、非常に広い可動性を有しています。
その反面、最も不安定で怪我を起こしやすい構造をした関節でもあります。肩関節脱臼、野球肩、五十肩などの肩関節周囲炎、腱板断裂などが主な肩の障害です。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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