下半身6筋群の筋力をチェックする方法|筋力不足を防ごう!【理学療法士監修】
体を支え、姿勢を保つ下半身の筋力は、体の柔軟性にも重要です。とはいえ、どの筋肉がどのくらい強ければいいのかよくわからないですよね。そこで、理学療法士の中村尚人先生にひと目でわかる下半身筋力チェック法を教えていただきました。気づくことで弱点克服の第一歩を踏み出しましょう。
下半身に必要なのは体を支え、姿勢を保つ力
下半身の筋肉は、体重を支えるだけでなく、上半身に力を伝える働きもしています。ポーズを味わううえでも、けがをしないためにも、下半身の筋力が不可欠。では、いったいどのくらいの筋力が必要なのでしょうか。
ヨガでは、大きな負荷を持ち上げたり、高速で動いたりする筋力はほとんど必要ありません。むしろ、どんなポジションでも自分の体が支えられ、体に負担のない姿勢を保ち続けられる筋力が重要。そこで、その力があるかどうか、下半身の主要6筋群でチェックしてみましょう。
ところで、筋力が弱いと柔軟性も低下することをご存じですか?筋力が弱いと筋肉をうまく動かすことができません。つまり、筋肉が硬くて動かないのと同じような状態になるのです。
「筋肉は表と裏があるので、片方だけ使って片方を使わなければ、当然使わないほうはどんどん弱っていきます」と中村先生も指摘。下半身にかぎらず、全身の筋肉をバランスよく使い、強化していくことが大事です。
腸腰筋をチェック
背骨から大腿骨についている筋肉で、骨盤を起こし姿勢を保持する働きをします。股関節を90度以上曲げたり、前屈で腿とお腹を引き寄せたりする動きで筋力をチェック!
①アルダハラーサナで脚が90度上がる
仰向けになり腰の隙間に両手を入れる。腰のカーブを維持したまま片脚を床と垂直に上げられれば、腸腰筋の筋力は十分です。脚が90度上がっても、腰が反ったり、つぶれてしまうのは筋力不足。背骨のカーブが保持できているかチェックして。(膝は曲がってOK)
・ 腸腰筋の筋力が十分なアルダハラーサナ
・ 腰がつぶれているアルダハラーサナ
・ 腰が反っているアルダハラーサナ
②ウッターナーサナで腿とお腹が離れない
腸腰筋の力でお腹と腿を引きつけておければ腸腰筋の筋力は十分。
HOW TO
1.膝を曲げた前屈になる。
2.お腹と太腿を離さずに膝を伸ばしていく。
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