【ポーズ上達ヒント】太陽礼拝のよくある苦手ポイントと乗り越え方
④ コブラのポーズ(またはアップドッグ)で腰が痛い
なかなか体が反らなくて呼吸が浅くなってしまうという人や、そる時に腰に痛みを感じる人も多いでしょう。
対処法:体を反らすのではなく頭を斜め前に伸ばす
コブラのポーズでは、腰をそらせるという意識をまず捨てていきます。足の甲をぎゅっとマットに押し付けて体を前後にピーンとばします。腕でマットを押して頭を斜め前に伸ばすイメージで行います。呼吸を背中側に送ると呼吸が楽にできることもあります。
⑤ ダウンドッグで手が滑る
ダウンドッグで手が前にずずず~っと滑ってしまい、なかなかポーズが安定せずにイライラしてしまうことが良くあります。
対処法:マットを押すように。肩の位置にも意識を
手に体重をかけるのではなく、手はマットを押して体を引き上げる意識を持ちましょう。肩の位置は、①と同じく肩と耳に距離を保ちます。②と③で意識したように下腹部を引き入れます。足裏全体がピーンとしてしまいつらい場合は、膝を曲げてOK。②と同じく、お腹と前腿をくっつけるように意識しましょう。背中を丸めず、④で体全体を伸ばした意識を思い出しましょう。
ウォーミングアップも奥深い!
レッスンの最初に行われる太陽礼拝は、ウォーミングアップでありながら、ヨガに必要な筋力や柔軟性を高めるために必要な動きが盛り込まれていて、奥深いポーズです。太陽礼拝が心地よくできるまでには、数年かかるともいわれていますので、「私は全然太陽礼拝すらできない!」と思わなくて大丈夫。その奥深さに気づくほどに、もっと楽しめるようになってくるので、無理せず今の自分の動きと呼吸を味わうことに集中して行っていきましょう。
ライター/伊藤香奈
ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のヨガインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成、輩出する。2017年に、ヨガインストラクター向けビジネスセミナーの講師、ヨガインストラクター、ヨガライターとして独立。
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