下剤・鼻オイル・浣腸…3つの特別療法とは【スリランカ「パンチャカルマ」体験レポート ♯6】
ニワサに向かうと、Dr.デニッシュが迎えて下さり、今日は「ナスヤ」というパンチャカルマの特別トリートメントがあることを説明してくれました。このトリートメントは、鼻からハーブオイルを吸い込み、鼻腔や血管を通して頭部にハーバルオイルを行きわたらせ、最後は鼻に溜まったハーブオイルを吐き出して老廃物を排出させる療法です。このトリートメントは、環境の変化が起きない静かな場所で受ける必要があるとのことで、風通しがよい庭先の空間は向かないため、通常建物の中で行うそうです。
まずは、いつもと同じようにセラピストのアビヤンガ(全身マッサージ)を受けます。その後、ハーブをお湯に浸してできた湯気を鼻で吸い込むトリートメントを行います。その後がついに「ナスヤ」です。
この特別トリートメントは、セラピストではなくドクターが担当してくださいます。まず、鼻やおでこを軽くもんでくれます。そこからスポイトのようなもので鼻にハーブオイルを注入し、私はそれを吸い込みます。これはなかなか痛いです。プールや海で鼻に水が入ってしまった時のあの痛みです。その後、頭、顔、首、肩をけっこう強めにモミモミされます。(あぁ、鼻から吸ったものはこんなところまで広がるのか…)というのが感覚でわかる面白い体験です。
そのあと、鼻を思いっきりすすってから、痰を吐き出す時みたいに「カ~~!!!っぺ!!!」とオイルを口から吐き出します。巨大な音がでるくらい鼻を思い切ってすすり、殿方ばりに思い切って「カ~~!!!っぺ!!!」を繰り返します。恥ずかしがっていてはオイルが外にでていきません。先生もセラピストも応援してくれます(笑)この時に目からも鼻からも口からもオイルとともにたくさんの汁がでます。だいぶ人には見られたくない美しくない姿になり、聞かれたくない音を発します(笑)
ドクターに揉まれ、思いっきり鼻を啜って「カ~~!!!っぺ!!!」で吐き出すのを数回繰り返します。
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