アーユルヴェーダの知恵、体が喜ぶ「六味」とは?体を無理なく整えるスープレシピ【薬膳スパイス料理家が伝授】

アーユルヴェーダの知恵、体が喜ぶ「六味」とは?体を無理なく整えるスープレシピ【薬膳スパイス料理家が伝授】
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心と体が重だるいのは、“液体”が足りていないせいかも?1日1杯のスープで不調が消える まいにちアーユルヴェーダスープ。SNS総フォロワー20万人の人気アーユルヴェーダ実践家・MOTOKOさんと薬膳スパイス料理家・原田真理さんの著書『まいにちアーユルヴェーダスープ』(ワニブックス)より、内容を一部抜粋して紹介します。

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アーユルヴェーダの基本の食べ方

アーユルヴェーダでは、甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味の6つの味覚を「六味」と呼びます。六味のバランスがとれた食事は満足度が高く、体が喜びます。また、六味は互いに作用し合い、栄養を吸収しやすくなると考えられています。六味は単なる味覚ではなく、体や心にどう作用するかまで考えられたアーユルヴェーダの栄養学なのです。甘味というとごはんやパンといった炭水化物や、スイーツを想像する人が多いでしょう。でも、肉や魚も甘味に分類されます。また、外食チェーンなどで提供される食事は味が濃く、塩味が強い傾向にあります。このように、現代の食事は甘味や塩味に偏り、苦味や渋味が不足しがち。六味の調和をはかるためには、普段の献立に苦味と渋味をプラスすることが大切です。

酸味が不足しているように感じる人もいるかもしれませんが、アーユルヴェーダでは、日本で古くから親しまれてきた発酵食品を酸味とするため、酸味不足はさほど心配する必要はありません。また、食事をするときに六味と合わせて意識してほしいのが、その献立に「オージャス」が含まれているかという視点です。オージャスとは、日本語に訳すと生命素や活力素と呼ばれるもので、五大栄養素では語りきれない、生きる活力を与えてくれる生命エネルギーのような存在です。オージャスは、新鮮なもの、旬のもの、愛情たっぷりの作りたてのごはんなど、リスペクトのある食材や料理に含まれています。作り手の愛情が感じられる、できたてほかほかの料理を食べたとき、思わず笑みがこぼれて体の内側から活力が湧いてくる、そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

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こうしたエネルギーこそがオージャスです。オージャスは時間とともに食材から減っていくため、できるだけ「採れたて」「作りたて」をいただきましょう。また、何を食べるかだけではなく、「どんな環境で誰と食べるのか」もオージャスは深く関わっています。一緒にいると緊張するような相手との食事や、気まずい空気の中で食べる食事などは、どんなにごちそうであっても味気なく感じますよね。反対に、好きな人と笑い合いながら、ゆったりくつろいだ雰囲気で食べる食事は、それだけで心が満たされるもの。おいしくいただいて心が満たされる食事には、オージャスがたっぷりと詰まっています。ゆったりとした気持ちで食べることは、消化力を下げないことにもつながります。忙しいからと、かき込むように食べる生活を続けていると、消化力が下がって毒素がどんどん蓄積されていきます。早食い、ながら食いのクセがある人は、食べものをひとつ口に運ぶごとに、いったん箸を置いて手をひざにのせ、ゆっくり味わいながら食べることを意識してみてください。

六味とは

・甘味
米、パン、肉や魚、果物、スイーツなど 

・酸味
柑橘類、発酵食品(酢、酒、ヨーグルト、納豆)など 

・塩味
岩塩、海塩、海藻など 

・苦味
色の濃い青菜、苦味を感じるスパイスやハーブなど 

・辛味
生姜、ニンニク、唐辛子、胡椒など 

・渋味
豆類、未熟な果実、緑茶、ハチミツなど

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枝豆と玉ねぎの浄化スープ

ターメリックのどっしりとしたコクがほくほく枝豆と合う!

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材料と下準備(2人分)

むき枝豆   1/2カップ 
玉ねぎ   1/4個 >> 粗みじん切り
野菜だし   600ml

[テンパリング]
オイル  大さじ1
生姜   小さじ1/2   >> すりおろし
ターメリック 小さじ1/3
コリアンダーパウダー 小さじ1/2

岩塩 少々
ブラックペッパーパウダー 少々

作り方

1. 鍋にオイルを熱し、生姜からコリアンダーまでをテンパリングする。
※テンパリング…スパイスの香りと成分を最大限に引き出すために、熱したオイルでスパイスを炒める調理法。スパイスの香りが立つまで(または色が変わるまで)加熱する。
2. 玉ねぎを加えて炒める。しんなりしてきたら枝豆、だしを加え、煮立ったらフタをして、弱火で10分煮る。
3. 塩とブラックペッパーで味を調える。

(point)消化力が落ちているときは枝豆の量を控えめに 

memo

玉ねぎは、体の循環を司るヴァータ(風と空のエネルギー)の乱れを整え、血液をさらさらにしてくれます。水分の排出を促す枝豆と組み合わせることで、むくみもとれてすっきり。

『まいにちアーユルヴェーダスープ』(ワニブックス)
『まいにちアーユルヴェーダスープ』(ワニブックス)

この本の著者…

MOTOKO
アーユルヴェーダ実践家。仙台生まれ。幼少期から複雑で繊細な人間の感情や肉体に興味を持ち、19歳でアーユルヴェーダを生活に取り入れ、実践を続けている。クリニックでのセラピストやサロン経営、セラピスト育成、サロンへのアーユルヴェーダ導入コンサルなどを経験。現在は、『生き方・暮らしに活かすアーユルヴェーダ』を発信し、健康・美容・幸せに関わるすべての悩みを解決できると好評を博している。SNS総フォロワー20万人(2026年6月現在)。著書に『世界一わかりやすい! まいにちアーユルヴェーダ』(ワニブックス刊)などがある。

原田真理(はらだ・まり)
アーユルヴェーダ講師、薬膳スパイス料理家。日本食材で実践できるシンプルな薬膳アーユルヴェーダ料理を通じて、日常に「美」と「若返りの知恵」を届け、食事から心身を整えることの大切さを伝えている。年齢を重ねるほどに若々しく、自由でエネルギッシュに生きる姿に、周囲から“アンナプルナ(食の女神)”と呼ばれている。

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