「梅雨、早く終われ」と思う前に。更年期世代が梅雨を“自分を労る季節”に変える4つのヒント
更年期の方に向けたサービス「よりそる」を運営する高本玲代さんが、自身の体験を交えて綴るコラム連載。 洗濯物が乾かない、体が重い、気分が晴れない……。何かと憂鬱になりがちな梅雨の季節ですが、実は忙しい更年期世代にとって「少し立ち止まり、心を整える」絶好のチャンスでもあります。今回は、お気に入りの雨の日の過ごし方や、五感を使って心をゆるめる方法など、今すぐ真似できる「梅雨を味方につけるヒント」をお届けします。
梅雨は好きですか?
そう聞かれると、「できれば早く終わってほしい」と答える方の方が多いかもしれません。
洗濯物は乾きにくい。
外出するのも少し面倒になる。
空はどんよりしていて、なんとなく気分も晴れない。
そんなイメージを持っている方も多いでしょう。
特に更年期世代になると、季節の変化を以前より強く感じることがあります。
体が重く感じたり、やる気が出なかったり、気分が乗らなかったり。
すると、「何とかしなければ」と思ってしまうこともあります。
けれど、梅雨は本来、活動的になるための季節ではないのかもしれません。
自然界を見ても、この時期は草木が静かに雨を受けながら次の季節への準備をしています。
私たちも少しだけ、その流れに合わせてみてもよいのではないでしょうか。
今日は、更年期世代だからこそ取り入れたい「梅雨との付き合い方」についてお話ししたいと思います。
梅雨を嫌う前に、少し立ち止まってみる
私たちは普段、とても忙しく過ごしています。
仕事。
家事。
家族のこと。
誰かのために動き続ける毎日。
気がつけば、一日があっという間に終わっていることも少なくありません。
そんな中で雨が降ると、自然と足が止まります。
予定を変更することもある。
外出をやめることもある。
家で過ごす時間が増えることもある。
考えてみると、梅雨は私たちに「少し立ち止まる理由」を与えてくれている季節とも言えます。
だからこそ、この時期だけは無理にペースを上げようとするのではなく、少しゆっくり過ごしてみるのも一つの方法です。
雨の日の楽しみを持っておく
梅雨が苦手な理由の一つは、「雨の日だからできないこと」に目が向きやすいからかもしれません。
散歩に行けない。
洗濯物が乾かない。
外出するのがおっくう。
そう考えると、どうしても気分が下がってしまいます。
そんなときは逆に、
「雨の日だからこそ楽しめること」
を一つ持ってみるのがおすすめです。
たとえば、読みかけだった本を開く。
好きな映画を観る。
お気に入りの音楽を流す。
少しゆっくりストレッチをする。
特別なことではなくても構いません。
雨の日の過ごし方を一つ決めておくだけで、梅雨の印象は少し変わってきます。
いつもより少しだけ贅沢なお菓子や飲み物を楽しむ
更年期世代の女性は、日頃から頑張っている方がとても多い印象があります。
家族のこと。
仕事のこと。
周囲への気遣い。
気づけば、自分のためだけの時間や楽しみを後回しにしてしまうこともあります。
だからこそ、梅雨の時期は少しだけ自分を喜ばせる時間をつくってみてください。
いつもより少し良いお茶を買ってみる。
気になっていたコーヒーを飲んでみる。
好きなお菓子を一つ選んでみる。
高価なものである必要はありません。
「自分のために選んだ」ということが大切です。
慌ただしい毎日の中で、ほんの少しでも心がゆるむ時間があるだけで、感じ方は変わってきます。
梅雨は外に楽しみを求める季節ではなく、身近な小さな楽しみを見つける季節なのかもしれません。
雨音に意識を向けてみる
私たちは普段、多くの情報に囲まれて暮らしています。
スマートフォン。
テレビ。
SNS。
仕事の連絡。
頭の中は常に何かで埋まっています。
そんな時代だからこそ、梅雨の雨音は少し特別な存在です。
窓を開けたときに聞こえる雨の音。
屋根をたたく音。
遠くで静かに降り続く音。
普段は気にも留めないかもしれません。
けれど数分だけでも、その音に意識を向けてみると、不思議と気持ちが落ち着くことがあります。
何かを頑張る必要はありません。
ただ雨音を聞いてみる。
ただその時間を味わってみる。
そんな時間も、忙しい毎日の中では大切な休息になるのではないでしょうか。
季節を味方につける
私たちはつい、「晴れの日が良い日。雨の日は残念な日」と考えてしまいます。
けれど自然にはそれぞれの季節に役割があります。
梅雨にも梅雨の良さがあります。
外へ向かう季節ではなく、少し内側へ目を向ける季節。
走る季節ではなく、整える季節。
そんなふうに考えると、雨の日の見え方も少し変わるかもしれません。
更年期は、自分の体や心との付き合い方を見直す時期でもあります。
だからこそ、季節に逆らうのではなく、季節と一緒に過ごしてみる。
そんな感覚を大切にしてみてください。
最後に
梅雨になると、どうしても不調や過ごしにくさに目が向きがちです。
けれど、梅雨はただ我慢するだけの季節ではありません。
少し立ち止まる。
小さな楽しみを見つける。
お気に入りのお茶を飲む。
雨音を聞いてみる。
そんな何気ない時間の中に、心を整えるヒントが隠れていることもあります。
今年の梅雨は、「早く終わってほしい季節」ではなく、「少しだけ自分を大切にする季節」として過ごしてみてはいかがでしょうか。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く




