〈ふくらはぎ〉太さが取れない原因は足首の骨?やさしい解剖の解説とセルフ骨調整
体重を落とすために歩いたり走ったりすると、逆にふくらはぎの筋肉がパーンと発達して、脚が太くなってしまったという経験がある方。実は運動ではなく足首の骨の調整で改善するかもしれません。
ふくらはぎの太さの原因は足首?!
ふくらはぎの太さだけでなく、実はO脚やX脚、骨盤の傾きから姿勢まで、姿勢の悪さや不調の原因は足首にある「距骨(きょこつ)」が原因かもしれません。
距骨とは、スネの骨(脛骨)と踵の骨(踵骨)の間に挟まれている、足首の骨。脚の骨のなかで唯一筋肉がついていないという不思議な骨です。筋肉が付着していない分、靭帯で支えられてはいますが、周囲の骨や筋肉のバランスに影響を受けやすい繊細な骨です。
とても自由でもあり、体のバランスを保つためのバランサーとしても働いてくれています。建物の耐震構造にあるように、固定して揺らさないという構造ではなく、揺れながら軸を保つというようなイメージ。とても重要な骨でありながら、自由度が高い分ズレやすいというデメリットもあります。
ではこの距骨のポジションがずれると、どのような体の不調の可能性があるでしょうか。
1)距骨が前に倒れるようにズレる
距骨が前に倒れると、つま先重心になり反り腰のような姿勢に。膝の後ろが伸びきった反張膝になるため、ふくらはぎの筋肉の緊張が取れず、脚の疲労がたまりやすくなります。
2)距骨が後ろに倒れるようにズレる
カカト重心になり、骨盤も後ろに倒れる後傾という姿勢に。背中が丸まりやすくなり巻き肩やストレートネックなど、全身の姿勢を崩してしまう可能性も。
3)距骨が内側に倒れる
X脚の人に多いのがこの内側に倒れている形。脚の内側が強く緊張し、外反母趾や巻き爪にもつながる体重のかけ方。
4)距骨が外側に倒れる
O脚や、膝下O脚の人に多いポジション。靴のかかとは常に外側がすり減りやすく、ふくらはぎの外側が大きく外に張り出し脚の疲労やむくみも感じやすいでしょう。
傾いた土台の上に正しく家を建てるのが難しいように、土台である足が傾いている状態であれば、脚~全身もズレが生じるか、足のズレをカバーするためにどこかの関節や筋肉に負担がかかり、不調の原因になることは想像に難くありません。
ふくらはぎを細くするには?
距骨がズレていれば、そのすぐ上にあるふくらはぎへの影響は出やすいと考えられています。
今回は特に膝がまっすぐを越えて後ろに反り返っている反張膝の人へのアプローチをご紹介します。反張膝だと、ふくらはぎの背面の緊張が取りづらくなるため、ふくらはぎの疲労やむくみが多く、脚も太くなりやすい状態。特にヨガを行う人は靭帯の柔軟性も高いため反張膝の方は多く見かけますが、距骨の位置や動きを整えることで、膝がロックしやすい状態の改善につながる可能性があります。
安全にポーズを深めるためにも距骨アプローチを早速行っていきましょう!
やり方
1)正座で座ったところから両手を体の前につく
2)片脚だけ足裏を床につき、膝と胸を近づける(かかとは体の真下においておく。前に出した足は、人差し指が正面にむくようにする)
3)前に出した足のかかとが床から離れないようにしながら、体重を前にかける(膝が内側に入らないように)
このときに、前脚の距骨がぐっと圧迫され、前に出ていた距骨のポジションが後ろに押し込まれます。10~20回を目安に両脚行ってみましょう。
人差し指を正面に向けて体重がかけづらい場合や、膝が内側に入ってしまう場合は、距骨のポジションがずれている可能性が高いです。繰り返し行っていきましょう。
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