【膝下O脚の人必見!】理学療法士の私がこれで改善「距骨はめ込み簡単エクササイズ」
女性のお悩みに多い「膝下O脚」。私もそのうちの一人でした。私が実際に実践した膝下O脚改善エクササイズを、今回は足部(足関節)に着目して解剖学をもとに紹介します。特に足関節は影響が大きいのでお悩みのある人はぜひ取り組んでみてください。
膝下O脚とは
膝下O脚とは、言葉の通り膝下がO脚になっている状態ですが、解剖学的に見ていくと
・太ももの骨が内側にねじれている
・すねの骨が外側にねじれている
という状態。膝下O脚は、この2つのどちらか、もしくは両方を伴っていることが多いです。上の写真は私の昔の写真ですが、かなりの膝下O脚だったことがわかると思います。
膝下O脚の原因
なぜねじれが起こり、膝下O脚になってしまうのでしょうか? 骨盤・股関節・膝関節・足関節など、それぞれに原因があると言われています。今回は中でも特に重要な足関節について着目していきましょう。
ちなみに他の部位については、以下の投稿記事にて詳しく解説していますのでぜひチェックしてみてください。
股関節【長年の悩み膝下O脚が改善!】理学療法士が成功した「寝ながらできる股関節エクササイズ」
膝関節【膝下O脚にお悩みの人必見!】理学療法士が成功した「簡単!膝下のねじれ改善エクササイズ」
足関節と膝下O脚の関係
膝下O脚に関係している足関節の重要な部位とは、「距骨(きょこつ)」という骨です。距骨はスネの骨(脛骨)と踵の骨(踵骨)の間に挟まれている骨になります。
距骨は足関節の動きに大きな影響を与える骨であり、距骨のポジションが乱れると足関節の動きが正しく機能しなくなります。その上に積まれている脛骨のポジションも乱れてしまいます。そのため、膝下O脚の改善には距骨のポジションと動きを整えることが重要になってくるんですね。
あなたの足首は大丈夫?
距骨のポジションや動きが正しいのか簡易的にチェックしていきましょう。
後ろ姿チェック
⒈普段の立ち姿勢で後ろから写真を撮ります
⒉つま先が後ろから見えますか?
↓
写真のようにつま先が見える場合は、つま先が外側に開きすぎています。
足関節の動き方チェック
⒈つま先を上に持ち上げます
⒉その時のつま先の向きをチェック
↓
図の左側のように上がる場合はつま先が外側に開きすぎています。
つま先外側に開いている場合
つま先と人差し指の向きが同じ向きにあることが一般的に正しい足首の使い方と言われています。このチェック方法でつま先が外側に向いて上がってしまう方は距骨のポジションがずれていることで動きが悪く、足関節が正しい方向に動いていない可能性があります。足関節が正しい方向に動かないと、普段の歩行の影響でどんどん膝下O脚を助長してしまっているかもしれません。
膝下O脚改善足関節エクササイズ
距骨のポジションがずれているかもという方にぴったりのエクササイズをご紹介です。
距骨はめ込みエクササイズ
⒈人差し指をまっすぐ正面に向けて足裏を地面につけます
⒉人差し指と膝の方向を一直線にさせながら足に体重を乗せ、足首を曲げる方向(前方)に動かします
この動きを繰り返していきましょう!
この時、膝が内側に入っている場合は、つま先と膝の軸がずれているので、距骨がはまり込んでいないので注意です!
動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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