シュワちゃん(77歳)「休めば体は錆びつく!健康な老後のために動き続けることが重要」と語る理由


年齢を重ねても、健康的で自立した生活を送るためには体力維持が重要だ。元ボディビルダーで俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(77歳)は、健康な老後を送るための秘訣として『動き続けることの重要性』について語った。
『可能な限り動き続けること』が、健康で充実した人生を送る“秘訣”
鏡に向かって英語の手遊び歌「Head Shoulders Knees & Toes」を歌って踊る俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(77歳)の陽気な動画が話題となっている。整形外科領域をメインに事業展開する医療機器メーカー「ジマー・バイオメット」のアンバサダーに就任したアーノルド・シュワルツェネッガーは、キャンペーン「You’ll Be Back」の一環として、『年齢を重ねても活動的でいることの重要性』を訴えるとともに、関節痛のせいで体を動かすことが難しい人に専門家のサポートを求めるよう呼びかけた。
また、アーノルド・シュワルツェネッガーは、専門家によるサポートはもちろんだが、健康維持のためにはやはり「日々の習慣」が非常に重要だと述べる。彼は毎日のサイクリングや45分間のジムでのワークアウトを欠かさず、冬にはスキーを楽しんでいるという。「人生を通じて続けてきたフィットネス習慣のおかげで、同年代の人と比べてはるかに良い状態を保てている」と語る。運動といっても必ずしも特別なトレーニングをする必要はなく、ウォーキングや軽いストレッチ、階段の上り下りなど、日常生活の中で少しずつ取り入れることが大切だという。「自分の体を大切にし、可能な限り動き続けることが、健康で充実した人生を送る秘訣」と彼は語る。
「人生は短いから、痛みや恐れ、不安にとらわれて立ち止まるのはもったいない」
アーノルド・シュワルツェネッガー自身も過去に関節の痛みに苦しんだ経験があるが、それでも動き続けることが重要だと実感しているという。「体を動かさないと、関節痛や変形性関節症のリスクが高くなる。しかし、関節痛を抱える人は、痛みやこわばりによってさらに動かなくなりがちで、悪循環が生まれてしまう」と彼は説明する。

米ニューヨーク州のノースウェル・レノックスヒル病院のスポーツ医学医師、レスリー・ボトレル博士は、「年齢を重ねると骨折を心配するようになるが、筋肉がしっかり働いて体が強ければ、筋力が衰えて萎縮している状態に比べて転倒のリスクは低くなる」と述べている。アーノルド・シュワルツェネッガーもこの考えに共感し、恐れや過去のケガに関わらず、安全面に気をつけながら動き続けることを推奨している。「私も肩や股関節の手術、心臓手術を経験してきたが、自分の経験をオープンにすることで、人々が痛みに屈せず、前向きに行動できるようになると願っている」と語り、「人生は短いから、痛みや恐れ、不安にとらわれて立ち止まるのはもったいない。休めば体は錆びつく。だからこそ、前に進み続けることが大切」と彼は強調した。
定期的な運動、ストレッチ、筋力トレーニングを取り入れることで、加齢による筋力低下や骨密度の減少、柔軟性の喪失を防ぎ、可動性の維持は、転倒予防や慢性疾患(糖尿病や関節炎など)の管理、さらには認知症や認知機能の低下リスク軽減にもつながる。アーノルド・シュワルツェネッガーのように日々の生活の中で「動くこと」を大切にして、年齢を重ねても活動的で健康的な人生を送ることができるようにしたいものである。

出典:
Arnold Schwarzenegger Talks Joint, Mobility Health: ‘If You Rest, You Rust’
Want stronger joints and better mobility? Arnold Schwarzenegger shares his secret
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