「しょっちゅう飲んでたわ…」更年期の“冷え”を悪化させてしまうコーヒーのNG飲み方を管理栄養士が解説

「しょっちゅう飲んでたわ…」更年期の“冷え”を悪化させてしまうコーヒーのNG飲み方を管理栄養士が解説
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「手足が冷えてつらい」「以前よりも冷えがひどくなった」このようなことを感じていませんか?それは単なる冷え性ではなく更年期によるものかもしれません。この「冷え」はいつも何気なく飲んでいるコーヒーにも一因があると思われます。冷えが気になる場合は、普段のコーヒーの飲み方を見直してみませんか?

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更年期と冷え

更年期症状のひとつである「冷え」。特に女性はもともと冷えを感じやすいですが、閉経時期になると更に冷えに悩まされる場合もあります。中には顔は暑さを感じているのに、手足は寒いというような状態を感じる場合もあります。これは閉経に伴い女性ホルモンの低下により体温調節機能に影響し、冷えを感じると考えられています。また、この時期は自律神経も乱れやすく体温調節が上手く出来なくなってしまいます。

コーヒーは東洋医学の観点では温熱性、寒涼性どちらの傾向もない「平性」に属していますが、下記に示すコーヒーの飲み方は冷えを助長してしまう恐れがあるため注意が必要です。

冷たいコーヒーを飲んでいる
気温が高くなってくるとつい飲みたくなるのがアイスコーヒー。しかし、氷の入った冷たいコーヒーは冷える原因となってしまいます。そもそもコーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮する作用があるため、血流が悪くなり体を冷やしてしまう可能性があります。それに加えて氷を入れて冷たくすることで、直接的に体を冷やしてしまいます。

アイスコーヒー
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夕方以降にコーヒーを飲んでいる
コーヒーに含まれるカフェインは交感神経を優位にします。そのため眠気などを抑えて集中力を高めてくれるのですが、不眠に繋がる場合もあります。
特に夕方以降に飲むとこの覚醒作用によって睡眠の質が低下する可能性があります。睡眠は自律神経と深く関わっており、良質な睡眠が取れないことで自律神経が乱れやすくなり冷えにも繋がりやすくなります。

夜コーヒー
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白砂糖をたくさん入れて飲む
白砂糖は精製度が高く体を冷やす性質を持つと言われています。また血糖値を急激に上げてその後急降下する血糖値スパイクという状態も起こしやすく、自律神経に影響を及ぼす可能性があります。

甘いコーヒー
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冷えを悪化させないために

体の冷えを考慮してコーヒーを飲むのであれば「ホットのブラックコーヒーを昼間に飲む」のが良いでしょう。ちなみに、カフェインの摂りすぎを避けるためにコーヒーは1日4カップ程度(カフェイン400㎎まで)にしておきましょう。可能であればカフェインレスのコーヒーにするのもひとつの方法です。

また、更年期は自律神経を整えることが重要となるので、コーヒー以外の食事も見直して整えることや、適度な運動や質の良い睡眠を心がけることが大切です。
その他の工夫としては直接的に体を冷やさないためにストールや羽織ものを持ち歩き、エアコンなどの冷気から冷えを防ぎましょう。 

まとめ

コーヒーに含まれるカフェインは血管収縮作用や自律神経と関係があるため、飲み方によっては冷えを助長する可能性があります。しかし、温度や飲む時間帯、砂糖の摂りすぎに気を付けることで冷えの要因回避に繋がります。また、コーヒーに限らず体の外側・内側から温めることを意識し、つらい冷えを緩和していきましょう。
 

 【参考文献】
・日本食品標準成分表の食品群と中医営養学の食性との関連性
https://doi.org/10.4327/jsnfs.65.155
  ・雌ラットを用いた更年期女性の冷えと香辛料に関する基礎研究
https://www.urakamizaidan.or.jp/research/jisseki/vol27/vol27urakami_11uchida.pdf
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