朝イチのコーヒーが血圧を急上昇させる?医師が教える“血管に負担をかけない飲み方”
「起きたらまずコーヒー」―この習慣、かなり多いですよね。眠気覚まし、気合い入れ、ルーティンとして落ち着く。気持ちは分かります。ただ、外来で血圧や動脈硬化の相談を受けていると、「朝だけ血圧が高い」「動悸が出る」という人の背景に、朝イチのコーヒーが隠れていることが少なくありません。医師が解説します。
朝イチの体は血圧が上がりやすい状態
朝起きた直後の体は、思っている以上に刺激に弱いです。
睡眠中は水分をとらないため、軽い脱水状態。血液はやや濃く、血管は収縮しています。
さらに、目覚めと同時にコルチゾールというホルモンが分泌され、自然と血圧は上がり気味になります。
このタイミングでカフェインが入ると、交感神経が一気に刺激され、血圧が急上昇しやすくなります。
特に空腹時は影響が強く出ます。カフェインは胃腸から素早く吸収され、心拍数や血管収縮を促します。
朝イチのブラックコーヒーで、頭がズキッとしたり、胸がドキドキした経験がある人は、この反応が起きている可能性があります。
血圧が上がりやすい人の具体例
50代男性、健診では血圧は正常範囲。ただし、「朝だけ140を超えることがある」と相談がありました。
生活を聞くと、
・起床後すぐに濃いコーヒーを一杯、その後は出勤準備で慌ただしい
・水はほとんど飲まない
とのこと。
起床後に水を飲み、コーヒーは朝食後に変更。それだけで朝の血圧は安定しました。
また、家族に高血圧や脳卒中の既往がある人、ストレスに弱い体質の人も注意が必要です。
血管の反応が強く、カフェインの影響を受けやすい傾向があります。
医師がすすめる血管に負担をかけない飲み方
まずは、コーヒーより先に水
起床後に常温の水を一杯。これだけで血液がさらっとし、血管の緊張が和らぎます。
次に、飲むタイミング
起床後すぐではなく、30分から1時間ほど空けるのがおすすめです。朝食後なら、血圧の急上昇はかなり抑えられます。
量と濃さもポイント
朝は薄め、ブラックにこだわらない。ミルクを少し入れるだけでも、カフェインの吸収スピードは穏やかになります。
まとめ
朝イチのコーヒーは、体質や年齢によっては血圧を一気に押し上げる引き金になります。
コーヒーをやめる必要はありませんが、飲む順番とタイミングは大切です。
水を飲んでから、少し時間を置いて、無理のない一杯を。
この小さな工夫が、毎日の血管の負担を確実に減らしてくれます。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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