朝食前のブラックコーヒーが血糖値を乱す人がいる?医師が解説する体質差の正体

朝食前のブラックコーヒーが血糖値を乱す人がいる?医師が解説する体質差の正体
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甲斐沼 孟
甲斐沼 孟
2026-02-11

「朝はブラックコーヒーだけ。朝食は食べない」―健康志向の人ほど、意外と多い習慣です。糖分ゼロ、カロリーほぼゼロ。一見すると、血糖値にも優しそうですよね。ところが実際には、朝食前のブラックコーヒーで血糖値が乱れる人が確実に存在します。しかも本人は「甘いものも飲んでないし、何が悪いのかわからない」という状態になりがち。ここには、かなりハッキリした体質差の正体があります。医師が解説します。

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血糖値は「食べ物」だけで上がるわけじゃない

まず大事な前提から。
血糖値を上げるのは、糖質だけではありません。ホルモンでも上がります。

朝、私たちの体では
・コルチゾール
・アドレナリン
といった「目覚まし系ホルモン」が自然に分泌されています。

これらは
・血糖を上げる
・血圧を上げる
・脳を覚醒させる
という働きを持っています。

ここでブラックコーヒーを飲むとどうなるか。

カフェインが
・交感神経をさらに刺激
・コルチゾール分泌を後押し
結果として、肝臓から糖が放出され、血糖値が上がる。

つまり、何も食べていなくても血糖値は上がるんです。

血糖が乱れやすい人の「典型的な具体例」

ここから、かなり具体的にいきます。

例①:40代・営業職男性

  • 朝は時間がなく、ブラックコーヒーのみ
  • 昼前に強い空腹感とイライラ
  • 昼食後、異常な眠気
  • 健診では「空腹時血糖は正常」

この人、実際に連続血糖測定をすると、朝のブラックコーヒー後に血糖がグッと上昇 → その後急降下という乱高下をしていました。

原因は、
・ストレス多め
・睡眠不足
・もともとインスリン分泌が弱め

つまり、カフェイン刺激に血糖が振り回される体質だったわけです。

例②:50代・ダイエット中の女性

  • 朝食抜き+ブラックコーヒー
  • 午前中に手の震え、冷や汗
  • 甘いものが無性に欲しくなる
  • 「低血糖気味かも?」と自己判断

実はこのケース、低血糖ではなく「反応性高血糖」。

高血糖
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朝のカフェイン刺激で血糖が一度上がり、それを下げようとしてインスリンが過剰に出る。
結果、急降下して不調が出る。

本人は「朝食を抜いている=血糖は低いはず」と思い込んでいました。
 

なぜ「平気な人」と「乱れる人」が分かれるのか

ここが一番大事なポイントです。
朝食前のブラックコーヒーで問題が出る人には、共通点があります。

・ストレスが慢性的
・睡眠不足

・糖尿病家系

・インスリン分泌が弱い

・空腹時間が長くなりやすい

逆に、
・睡眠が安定
・ストレス少なめ
・代謝が若い

こういう人は、影響が出にくい。

つまりこれは「コーヒーが悪い」のではなく、「体側の余力の差」。

余力が少ない人ほど、朝の刺激に血糖が振り回されやすいんです。

医師がすすめる「血糖を乱さない朝コーヒーの飲み方」

完全にやめる必要はありません。ポイントは3つです。

① 起床後すぐは避ける

最低でも30〜60分あける。

② 何か一口入れてから

ナッツ、ヨーグルト、ゆで卵半分でもOK。

③ 体調が悪い日は無理しない

動悸・不安感が出る日は、白湯や水に切り替える。

これだけで、「午前中の不調が消えた」という人は本当に多いです。

まとめ:ブラックコーヒーは「体力がある人向け」の習慣

朝食前のブラックコーヒーは、誰にとっても安全な健康習慣ではありません。

特に

  • 疲れが抜けない
  • 午前中に不調が出る
  • 健診は正常なのに調子が悪い

こういう人ほど、血糖の乱れを疑う価値があります。

血糖は、「甘いものを食べたかどうか」だけでは決まりません。

刺激にどう反応する体かどうか。そこに気づけると、朝の1杯は“敵”にも“味方”にもなります。

体調が教えてくれるサイン、一度ちゃんと聞いてあげてください。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

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