「カレー」と「ラーメン」、糖質が多いのはどっち?管理栄養士が比較して解説

「カレー」と「ラーメン」、糖質が多いのはどっち?管理栄養士が比較して解説
Adobe Stock

どちらも国民食として人気のカレーとラーメン。糖質制限中に「どうしても食べたい」となったとき、どちらを選べばよいのでしょうか?糖質量やカロリー、栄養バランスを比較して解説します。

広告

結論:糖質が多いのは「カレー」

一般的なカレーライス1食分の糖質は約110〜120g、一方ラーメン1食分は約65〜70gです。カレーの糖質はラーメンの約1.7倍。意外に思われるかもしれませんが、カレーの方が糖質量は多いのです。

カレー
AdobeStock

糖質量の内訳を比較

カレーライスの糖質の大部分はご飯です。一般的なカレーに使うご飯は約250〜300gで、これだけで糖質90g以上。さらにルウ(1食分約25g)の糖質は約10g、野菜(じゃがいも・にんじん・玉ねぎなど)の糖質を合わせると約20g以上が加わります。ラーメンの麺は1玉(生麺換算で約120g・茹で麺で約230g)で糖質は約65g。スープには糖質は比較的少なく、麺がラーメン의 糖質の大部分を占めます。

カロリーはどっちが高い?

カロリーで比較すると、カレーライスは約700〜800kcal、ラーメンは約500〜600kcal(醤油・塩ラーメンの場合)。ただし、ラーメンは種類によって差が大きく、豚骨ラーメンやつけ麺は700kcalを超えることもあります。カレーはトッピング次第で1000kcalを超えることも。

塩分はラーメンが圧倒的に多い

糖質ではカレーが多いですが、塩分はラーメンが圧倒的です。ラーメン1杯の塩分は約6〜8gで、1日の目標量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)をほぼ1食で摂ってしまいます。カレーライスの塩分は約3〜4g。高血圧が気になる方はカレーの方が安心です。

ラーメン
AdobeStock

栄養バランスで選ぶなら

カレーは野菜や肉が具材に入り、一皿で栄養バランスが取りやすいのがメリット。一方、シンプルなラーメンは炭水化物に偏りがちです。ただし、野菜たっぷりのタンメンや、卵・チャーシューが入ったラーメンなら、たんぱく質やビタミンも補えます。

糖質を抑えて食べるコツ

カレーの場合は「ご飯を半分にする」のが最も効果的。ルウの量はそのままでご飯を150gに減らせば、糖質を約35gカットできます。ラーメンは「麺少なめ」を注文するか、スープを残すことで塩分もカットできます。どちらも野菜をプラスすれば、血糖値の急上昇を抑えられます。

参考文献
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士として七年間勤務後、食品会社にて約十五年間、メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者を務める。自身の妊娠・出産、離乳食作りの経験をきっかけに母子栄養の研究を重ね、現在は産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座など幅広く活動している。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

カレー
ラーメン