「ヘルシーなつもり」が落とし穴?腸が疲れる“発酵食品”のNGな摂り方3選|管理栄養士が解説
「腸活のために毎食ヨーグルト」「健康にいいから納豆は1度に2パック」 そんな習慣を続けていませんか?発酵食品は腸内環境を整える食品として広く知られていますが、食べ方によってはかえって腸に負担をかけてしまうこともあります。この記事では、腸に負担をかける発酵食品の摂り方について解説します。
発酵食品はなぜ「体にいい」といわれるの?
発酵食品とは、乳酸菌や納豆菌、麹菌などの微生物の働きで食品中の成分を分解し、旨みや栄養価、保存性が高まった食品のこと。代表的なものには、ヨーグルトや納豆、みそ、しょうゆ、キムチなどがあります。
発酵の過程で有機酸やアミノ酸、ビタミン類などが生成され、旨みや栄養価を向上させます。また、発酵食品に含まれる微生物や、その菌体成分は腸内細菌の栄養源となり、腸内環境のサポートに役立つと考えられています。
こうした理由から、発酵食品は「体によい食べ物」として広く知られるようになりました。
それ大丈夫?腸内環境の悪化につながるNG習慣
発酵食品は、うまく取り入れれば腸内環境を整えてくれる心強い存在ですが、取り入れ方によっては腸に負担をかけてしまうこともあります。
一度にたくさん摂る
発酵食品を急に大量に摂ると、お腹の張りやガス、下痢などが起こることがあります。これは腸内での発酵が過度に活発になり、お腹の張りやガスなどの不調につながることがあるためです。
また、一度に多く食べると、発酵食品以外の成分の摂り過ぎにつながる恐れもあります。たとえば、キムチやみそなどは塩分が多く、ヨーグルトは種類によっては脂質や糖質が多くなることも。納豆も大豆由来の成分を多く含むため、極端に量を増やす食べ方はおすすめできません。
「体にいいから」とヨーグルトを大容量で毎日食べたり、納豆を一度に2〜3パック食べたりするよりも、適量を心がけることを意識しましょう。
急に腸活を始める
今まで習慣的に食べていなかった方が、発酵食品の摂取量を急に増やすと、お腹の張ったりガスが増えたり、便がゆるくなったりすることがあります。腸内環境は、食事の変化に対してすぐに適応できるわけではありません。急にたくさん摂ってしまうと、腸がびっくりしてしまうことも。
まずは1日1品程度から取り入れ、お腹の調子を見ながらゆっくり増やしていくとよいでしょう。
体に合わないのに続ける
発酵食品は、体に合う・合わないに個人差があります。乳製品でお腹がゆるくなりやすい方が無理にヨーグルトを続けたり、大豆製品でお腹が張りやすい方が毎日納豆を食べたりすると、不調が続くこともあります。
「体にいい食品=自分にも合う」とは限りません。体のサインに目を向けながら取り入れることが大切です。
発酵食品と上手に付き合うために
発酵食品は、一度にたくさん摂るよりも、少しずつ継続して取り入れることが大切です。1日1種類を適量取り入れるだけでも、食生活の中で十分に役割を果たします。無理のない形で、日々の食事に取り入れていきましょう。
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