100歳を超えても現役で患者を診つづけた“奇跡の医師”が教える、「生きがい」を見つける重要性

100歳を超えても現役で患者を診つづけた“奇跡の医師”が教える、「生きがい」を見つける重要性
AdobeStock

100歳を超えても現役で患者を診つづけた“奇跡の医師”が人生哲学を語った『102歳の医師が教える健康と幸せを保つ6つの秘訣』(辰巳出版)より、私たちが生きる理由である「生きがいというジュース」について一部抜粋してお届けします。

広告

私たちは全員が、同じように感じる資格がある。一人ひとりの存在には意味がある。それは学び、成長し、自分の持っている能力を提供することだ。それができると、私たちには創造的な人生のエネルギーが満ちてくる。私はこれを〝生きがいというジュース〞と呼んでいる。

ジュースは、私たちが生きる理由だ。充足であり、喜びでもある。愛によって人生が活気づくと生じるもの。自分にとって大切で意味のあるものからもらうエネルギーだ。両親が恵まれない人たちとの仕事から得たもの。そしてあなたに伝える最初の秘訣でもある。

「あなたがここにいるのには、理由がある」。私たちは一人ひとりが独自の能力とつながるために、ここにいる。それが生きたいと願う活力になる。このつながりを確保するのは、必ずしも大切なことではない。もっと大切なのは、追求する過程だ。

〝生きがいというジュースを見つける〞プロセスが私たちに活力を与えてくれる。

この概念自体は新しいものではない。このプロセスが健康に関連するという考え方もそうだ。東洋哲学の多くが、幸せと結びついているある種のエネルギーが存在することを指摘してきた。〝プラーナ(生気)〞や〝気(生命の源)〞と呼ばれてきたものだ。

AdobeStock
AdobeStock

西洋の哲学者たちは、もっと理論的なもの、モチベーションや目的という表現を用いるかもしれない。緊急医療従事者やホスピスケアの専門家は、〝生きる意志〞と表現することが多い。それを失うと、人は死に向かっていくからだ。生きがいというジュースに満ちているからといって完璧な健康が保証されるわけではないが、ジュースが不足、あるいはなくなると、気分がよい状態を保つのは難しくなる。

私たちはみんな、日々世界に対する貢献を通じて生きがいというジュースを見つけるよう、求められている。より多くのジュースをもたらす活動や探求があり、それは人によって違う。

自分に光を当ててくれる天職を見つけ、「これで給料をもらえるなんて夢のようだ!」と頬をつねりながらキャリアをまっとうする人もいるだろう。それほどジュースに満ちていない仕事をして生計を立て、仕事以外の時間で情熱を追求する人もいるだろう。また無償で家族の介護をするという、社会に重要な貢献をしつつ、自分の目的意識とつながっている人もいるだろう。

生きがいというジュースを見つけるのに、道はひとつではなく、探す場所もひとつではないが、私たちみんなが探していかなければならない。人生に活力をもたらすのに、大切だからだ。生きがいというジュースがないと、喜びを感じるのが難しくなり、心身の健康が揺らいでくる。

私が患者さんに、何を楽しみに生きているのかをよく尋ねるのはそのためだ。この質問に答えられないのなら、症状は一時的にしかよくならない可能性があるからだ。悪いところに対処することはできても、必ずしもよい状態に持っていけるとは限らない。

運がよければ、私たちは人生を通じて何度でも生きがいというジュースを発見できる。そして同じくらい頻繁に、ジュースがなくなってしまったと感じることもある。それがはっきりとわかる場合もあれば、気づかないうちに徐々に減っていることもある。車のスピードが遅くなり、エンジンがプスプスと音を立てはじめ、しまいには動かなくなるように。

 

『102歳の医師が教える健康と幸せを保つ6つの秘訣』(辰巳出版)
『102歳の医師が教える健康と幸せを保つ6つの秘訣』(辰巳出版)

この本の著者

グラディス・マクギャリー:1920年生まれ。ホリスティック医学の母として、国際的に活躍、米国ホリスティック協会の創立メンバーのひとりであり、70年以上にわたって家庭医を営み、ホリスティック医学、自然分娩、医師と患者のパートナーシップを精力的に提唱。米国ホリスティック医学協会(現総合医療と健康のアカデミー)の共同設立者・元会長、超心理学と医学のアカデミーの共同設立者であり、西洋の医師としてアメリカにおいて定期的に鍼灸治療を採りいれたひとり。100歳を超えては玄孫も誕生し、ライフコーチングを実践、健康的な食生活を維持しながら歩行器を使って毎日3800歩歩くのを日課とする。またレッドバードと名づけた三輪車に乗り、ときおりおいしいケーキを楽しむ毎日を送っていたが、104の誕生日のわずか2ヶ月前、2024年9月28日惜しまれながら生涯を閉じた。

【訳者プロフィール】
稲垣みどり:翻訳者。上智大学文学部英文学科卒業。主な訳書に『AIは私たちの学び方をどう変えるのか』『世界最高の学級経営』(東洋館出版社)、『成功する「準備」が整う世界最高の教室』(飛鳥新社)、『ザ・フューチャー・オブ・マネー』(ビジネス教育出版社)、『ボブが遺してくれた最高のギフト』(辰巳出版)などがある。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

AdobeStock
『102歳の医師が教える健康と幸せを保つ6つの秘訣』(辰巳出版)