【仕事中でも腰痛対策!】座った姿勢を維持しなければならないときに効果的なイメージ術

【仕事中でも腰痛対策!】座った姿勢を維持しなければならないときに効果的なイメージ術
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無意識の動作は体のあらゆるところに必要以上の力みを引き起こします。そんな余計な力みが及ぼす影響について探求しているアレクサンダーテクニークの実践者による、体の不調を思考から変えていくシリーズ。特定の動作を解剖学的な視点を交えて考察し、考え方を変えるだけで有効な方法を提案します。66回目のテーマは「座りっぱなしによる腰痛」です。

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座りっぱなしで腰が痛いけれど体を動かすのが難しい

長時間のパソコン作業や会議中など、座りっぱなしはよくあることです。座った姿勢のままいつの間にか時間が経っていて、腰の痛みで我に返る…という人も多いのではないでしょうか。体のどこかに痛みや違和感を感じるのは、その時の姿勢や動作において、何かしらの無理をさせているサインです。だから腰痛などを感じたら、立ち上がったり、座ったままでも上半身を捻ったりして体を動かし、それまでの姿勢とは違う状況を作るのは非常に有効です。

でもその場ですぐに体を動かすのは難しいときもありますよね。そこで「お行儀よく座っているように見えるけれど、腰痛を和らげたい」という場合の方法について考えていきます。

長時間座っていると腰痛になる理由

座った姿勢とは骨盤の一番下の部分である座骨が座面に着いていて、そこに体重が乗ることによって上半身のバランスをうまくとっている状態です。しかしながらお尻の方である尾骨側に体重がかかると、骨盤が後ろに倒れ気味になり(骨盤が後傾している状態)、それに伴って腰も丸まる方向で固定されます。体を起こしているとき、腰は本来軽く反ったようなカーブを描いて姿勢のバランスをとっているので、それが崩れた状態が続くのは腰にとって負担になります。

骨盤が後傾している状態
イラストAC

さらに骨盤を後ろに倒したまま座り続けると、股関節を動かすことを忘れ、股関節の可動域を無意識にロックしてしまいます。そうして股関節の替わりを腰で補おうとするため、余計に腰への負担を大きくします。だからといって股関節を動かそうと上半身を前後に揺らしても、骨盤を起こして動かすところまでにはいきつかず、腰で無理やり動くだけになってしまうことも考えられます。

座ったまま股関節を自由にする方法

座ったままの腰痛対策として、イメージで目には見えない体の内側を活性化して、ロックされた股関節の自由さを取り戻す方法をおすすめします。次のことを実践してみてください。

1. 自分の周りにある空間を思い出す
まず自分の前後左右や頭上に空間があることを思い出しましょう。足裏に感じる床、座骨や太ももから感じる座面を意識するのもいいと思います。このように自分の周囲に意識を傾けるだけで、余計な力みを手放すことができます。

自分の周りにある空間を思い出す
イラストAC

2. 膝と足首はいつでも自由に動けると思う
股関節が固まっているとき、必ず連動する膝と足首もロックされています。そこで膝と足首が動く様子をイメージしてください。関節が動ける可能性があることを思い出し、それを自分に許可すれば体の内側が動き出します。そして連動的に股関節も自由になることでしょう。

膝と足首はいつでも自由に動けると思う
イラストAC

 

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