冬に体が冷えやすい人は“お尻が固い”?!お尻をほぐして芯から温まる「牛の顔のポーズ」

冬に体が冷えやすい人は“お尻が固い”?!お尻をほぐして芯から温まる「牛の顔のポーズ」
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いよいよ冬も本格化。外に出ると一気に身体が縮まるような季節になってきました。毎年寒さ対策はしていると思いますが、特に冷気の影響を受けやすいのが、「お尻」です。今日は、お尻まわりを集中的にほぐし、身体の芯からぽかぽか温めていく 「牛の顔のポーズ(ゴームカアーサナ)」 をご紹介していきます。

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冬のお尻は冷えやすい

服を脱いだ時、ふと触れた自分のお尻が「冷えてるな」と感じたことがある人は多いのではないでしょうか。お尻は身体の中でも特に脂肪が多く、筋肉をあまり動かさないと血流が滞りやすい部分でもあります。特に冬は、足先や手先と同様にお尻も冷えが強くなります。

冬にお尻が冷える原因

・股関節を動かす回数が減る

冬は、寒さで体がすくみ、歩幅が自然と小さくなります。股関節を動かす回数が減るため、お尻の大きな筋肉(大臀筋・中臀筋)があまり使われず、血液が溜まり冷えてしまいます。

・外に出る機会の減少や運動不足

冬は屋内で過ごす時間が増え、座り時間が長くなりがちです。座り続けることで体重がかかり、お尻の筋肉は常に押しつぶされて血流が悪くなります。

運動不足イラスト
illust AC

お尻が冷えると起こる不調

・骨盤の動きが小さくなり、腰が張る
・血流が滞り、下半身がむくむ
・姿勢が乱れる
・睡眠の質が下がる

お尻をほぐすと身体が整う理由

お尻を包んでいる筋肉は、身体の中でも大きく熱を作り出しています。筋肉がほぐれていると、大きな歯車が動き出すように身体が温まり、血流が巡り始めるスイッチが入るというわけです。

お尻の深層筋に働きかけるエクササイズがおすすめ

脚を組むヨガのポーズは、股関節からお尻にかけてついている深層筋である、梨状筋・大殿筋・中殿筋に働きかけます。その結果、お尻が温まるだけでなく、姿勢を支える筋肉がしっかり伸びたり、働いたりできるようになります。

またお尻回りから股関節がゆるまることで、身体の力が抜きやすくなり、睡眠のスムーズな導入にも繋がります。

お尻筋肉イラスト
illust AC

座って行う「牛の顔のポーズ」

1、両ひざを立てて床に座ります。

2、右脚を寝かせ、ひざが体の正面になるように移動させます。

3、左脚をその上に重ねて倒し、体の正面で両ひざを縦に重ねます。お尻をきゅっとまとめる意識で行うとわかりやすいでしょう。

4、身体を左右に揺らし、股関節やお尻回りをほぐします。

ガルーダ①
photo by Naoko Iwasaki

5、両手で膝を抱えるように、上半身を前に倒します。背骨を丸くし、頭と首の力も抜きましょう。

6、体重を下半身にかけるよう意識して、さらに股関節とお尻回りをほぐしていきます。

ガルーダ②
photo by Naoko Iwasaki

7、両手をほどき、ゆっくりと起き上がります。

8、お尻の横に両手の指先をつき、息を吐きながら胸を斜め上へと引き上げます。

ガルーダ③
photo by Naoko Iwasaki

9、5以降の動きを3回繰り返し、脚の上下を入れ替えて同様に行いましょう。

詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます

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ガルーダ②
ガルーダ③
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