〈肩こり対策〉本当にほぐしたいのは「脇の下」!ガチガチに縮んだ筋肉がじんわり伸びるストレッチ

〈肩こり対策〉本当にほぐしたいのは「脇の下」!ガチガチに縮んだ筋肉がじんわり伸びるストレッチ
photo by photoAC

「肩こり=肩の問題」と思いがちですが、実は、脇の下の硬さが肩こりを引き起こしていることも。脇の下周辺をじっくり伸ばすポーズで、肩の緊張をやわらげましょう。

広告

脇の下には「肩を支える筋肉」が集まっている!

肩こり
photo by イラストAC

脇の下には肩甲骨を支える前鋸筋広背筋大円筋が集まっていて、これらの筋肉が縮んで硬くなると肩甲骨の動きが悪くなります。そのため、デスクワークやスマホ操作で腕を前に出す時間が長い人は、知らず知らずのうちに脇の下の筋肉が硬くなりやすくなります。

さらに、猫背や巻き肩などの前傾姿勢が続くと、脇まわりの筋肉は縮みっぱなしになり、柔軟性が低下します。

脇の下が硬いと肩こりになるのはなぜ?

脇の下が硬いと肩甲骨の動きが制限され、腕を上げたり回したりする動作で首や肩に負担がかかります。また、肩が前に巻き込みやすくなり(巻き肩)、肩や首の筋肉が常に引っ張られた状態になり、肩こりが起きやすくなります。

脇の下の硬さが和らぐと肩甲骨の可動域が広がり、肩や腕の動きがスムーズに。巻き肩も改善され、首や肩の緊張が軽くなります。深呼吸もしやすくなり、リラックス効果も期待できるので、肩こりだけでなく全身の疲れもラクになる感覚を得られます。

一見、肩こりとは関係なさそうな部位ですが、実は大きく影響しています。脇の下周辺を丁寧に伸ばして、肩こりの原因を少しづつ取り除いていきましょう。

脇をじっくり伸ばす!肩こりケアストレッチ

息を吸う時に呼吸が背中や脇に広がっていき、吐く時に上半身全体がふわっとゆるむ感覚を味わってみましょう。

<やり方>

チャイルドポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

1)正座の姿勢から上半身を倒しておでこを床につけ、両腕をまっすぐ前に伸ばす。お尻と指先を遠ざけるようなイメージで、体側と背面の伸びを感じながら数回呼吸をする。

チャイルドポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

2)息を吐きながら、両手を伸ばしたまま上半身を右側へスライド。右の脇の下と背中が気持ちよく伸びる位置で止まる。深呼吸をしながらしばらくキープ。

※ もう少し伸びを深めたい時は、左手を右手の甲に重ねる。

チャイルドポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

3)終わったら上半身を中央に戻し、反対側も同じように行う。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

肩こり
チャイルドポーズ
チャイルドポーズ
チャイルドポーズ