〈肩こり対策〉本当にほぐしたいのは「脇の下」!ガチガチに縮んだ筋肉がじんわり伸びるストレッチ
「肩こり=肩の問題」と思いがちですが、実は、脇の下の硬さが肩こりを引き起こしていることも。脇の下周辺をじっくり伸ばすポーズで、肩の緊張をやわらげましょう。
脇の下には「肩を支える筋肉」が集まっている!
脇の下には肩甲骨を支える前鋸筋・広背筋・大円筋が集まっていて、これらの筋肉が縮んで硬くなると肩甲骨の動きが悪くなります。そのため、デスクワークやスマホ操作で腕を前に出す時間が長い人は、知らず知らずのうちに脇の下の筋肉が硬くなりやすくなります。
さらに、猫背や巻き肩などの前傾姿勢が続くと、脇まわりの筋肉は縮みっぱなしになり、柔軟性が低下します。
脇の下が硬いと肩こりになるのはなぜ?
脇の下が硬いと肩甲骨の動きが制限され、腕を上げたり回したりする動作で首や肩に負担がかかります。また、肩が前に巻き込みやすくなり(巻き肩)、肩や首の筋肉が常に引っ張られた状態になり、肩こりが起きやすくなります。
脇の下の硬さが和らぐと肩甲骨の可動域が広がり、肩や腕の動きがスムーズに。巻き肩も改善され、首や肩の緊張が軽くなります。深呼吸もしやすくなり、リラックス効果も期待できるので、肩こりだけでなく全身の疲れもラクになる感覚を得られます。
一見、肩こりとは関係なさそうな部位ですが、実は大きく影響しています。脇の下周辺を丁寧に伸ばして、肩こりの原因を少しづつ取り除いていきましょう。
脇をじっくり伸ばす!肩こりケアストレッチ
息を吸う時に呼吸が背中や脇に広がっていき、吐く時に上半身全体がふわっとゆるむ感覚を味わってみましょう。
<やり方>
1)正座の姿勢から上半身を倒しておでこを床につけ、両腕をまっすぐ前に伸ばす。お尻と指先を遠ざけるようなイメージで、体側と背面の伸びを感じながら数回呼吸をする。
2)息を吐きながら、両手を伸ばしたまま上半身を右側へスライド。右の脇の下と背中が気持ちよく伸びる位置で止まる。深呼吸をしながらしばらくキープ。
※ もう少し伸びを深めたい時は、左手を右手の甲に重ねる。
3)終わったら上半身を中央に戻し、反対側も同じように行う。
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