風邪をひきやすいのはなぜ?→“口呼吸”が原因かも!前かがみ姿勢が“口呼吸”を招く理由と免疫を守る鼻呼吸法

風邪をひきやすいのはなぜ?→“口呼吸”が原因かも!前かがみ姿勢が“口呼吸”を招く理由と免疫を守る鼻呼吸法
photo AC

インフルエンザが今年は早い流行をみせています。マスク姿の方、年末に向けて体調崩せない、受験を控えている、と皆さんそれぞれ体調管理をされていることと思います。そこで質問させてください。いまの呼吸は鼻呼吸ですか?それとも口呼吸でしょうか。実は、マスクをしていても、呼吸次第で効果が半減してしまうことも…今日は身体に覚えさせたい呼吸法をお伝えします。

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姿勢が乱れる=呼吸も乱れる

スマートフォンを使っている時だけでなく、仕事や家事、育児で前かがみにの体勢がほとんどではないでしょうか。気づけば起きている時間の大半が、頭を前に出しうつむいた姿勢になっていませんか?

前かがみの姿勢は、重たい頭が前に落ちやすくなり、鼻呼吸の通り道である気道は狭くなり、結果として口を開けて足りない呼吸を補おうとする口呼吸へ移行しやすくなるのです。また、マスクを着用した場合は、口元も緩みやすく口呼吸を加速させてしまいます。また、フィルターを通して空気を吸い込むことになる為、外の気圧よりもマスク内の気圧を低く保つ必要があるため、呼吸抵抗の増加がみられ、息を吸う筋肉(横隔膜や肋間筋)に負担がかかっているそうです。

姿勢イラスト
イラストAC

鼻呼吸はメリットしかない!

然のマスクの役割をしてくれる
鼻の中の「びもう(鼻毛)」は、空気中のウイルスや埃をブロックしてくれる天然のフィルター。鼻毛を過度に処理すると異物を防ぐ力が弱まり、風邪や花粉症を引き起こしやすくなるほどです。

・湿度と温度をちょうど良くしてくれる
鼻の入り口から体内へ続く短い通路「鼻腔」は、小さな加湿器とヒーターの役割を担ってくれています。外の冷たい空気を、身体に負担なく受け取りやすい温度と湿度にまで調整してくれるのです。

・殺菌作用をプラスしてくれる
鼻炎が悪化すると多くなる副鼻腔。実は本来の働きは、一酸化窒素を発生し、その一酸化窒素が、鼻から入ってきた有害な菌を殺菌する働きをしてくれているのです。また、一酸化窒素が気管支や肺に広がることで、血管や気管支を広げ、酸素の取り込みを促進してくれているとのこと。口呼吸では得ることが出来ないメリットがたくさんあるのです。

鼻呼吸
イラストAC

鼻呼吸で免疫UP!寝る前の呼吸ぐっすりヨガ

1、壁にお尻から背中、頭を預けて、あぐらをかいて座ります。骨盤を起こし、背骨を真っすぐに、その上に頭を乗せるイメージで姿勢を整えます。

2、そのまま一息はいて、鼻から吸って、ゆったりと鼻から吐きましょう。自律神経のバランスも整えてくれます。5~10呼吸、丁寧に繰り返します。

鼻呼吸①
photo by Naoko Iwasaki

3、次は仰向きになりましょう。仰向けになったら膝を立てます。息を吸って、吐きながら両方同じ方向に倒していきます。肋骨から胸も心地よく開き、自然と呼吸を感じられます。また鼻呼吸で深い呼吸を感じていきましょう。反対側も行います。

鼻呼吸②
photo by Naoko Iwasaki

4、ゆっくりと両ひざを起こし、胸とお腹に手を当てます。呼吸を感じ、鼻呼吸を続けていきましょう。

5、最後は脚を伸ばし、シャバ―サナ(おやすみのポーズ)です。そのまま寝てもOKです。

鼻呼吸③
photo by Naoko Iwasaki

詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。

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鼻呼吸
鼻呼吸①
鼻呼吸②
鼻呼吸③
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