注意!【無意識口呼吸】の現代人が増加中!?花粉症対策にもなる「ヨガ的片鼻呼吸」のやり方

 注意!【無意識口呼吸】の現代人が増加中!?花粉症対策にもなる「ヨガ的片鼻呼吸」のやり方
AdobeStock

現代人の生活の変化に伴い、口呼吸をする人が増えています。今回は鼻呼吸で得られるメリットをお伝えしながら、呼吸がしやすくなる「鼻呼吸の方法」についてもレクチャー。花粉症対策にもなるので、ぜひ覚えてみてください!

広告

現代人は口呼吸が増えている!?

日常生活が便利になっている影響として、呼吸法が変化してきているというのはご存知ですか?

理由は、スマートフォンパソコンワークによる「ストレートネック」です。スマホやパソコンを使用する際に、私達の重い頭は前に落ちてしまっていて、それが原因でストレートネックになってしまっています。

ストレートネックは口呼吸になりやすい

頭が前に落ちていると、鼻呼吸の通り道である気道も狭くなってしまい、口を開けて足りない呼吸を補おうとします。また、コロナ禍でマスクを付ける習慣が加わったことで、口元が緩みやすく口の周りの筋肉が弱まってしまっているのも、口呼吸が増えている原因。口角が下がり、舌の位置も本来あるべき場所から離れてしまいます。

口呼吸の方が楽になると、歯並びにも影響を与えてしまうので、注意が必要です。

ストレートネック
illust AC

鼻呼吸が「すごい」理由

鼻は呼吸器、口は消化器と呼ばれるように、身体には役割があります。口呼吸だと、吸った空気がダイレクトに体内に取り込まれていきますが、鼻で吸うことには、たくさんの意味があるのです。

・天然のマスクの役割をしてくれる

鼻の中にある「びもう」つまり「鼻毛」は、マスクのようなフィルター代わりになり、空気中のウイルスや埃などを体内に入りにくくする働きがあります。鼻毛の密度が高い人ほど、気管支喘息のリスクが低いという研究結果もあることからも、鼻毛の役割は大切。鼻毛を無闇に処理してしまうと、鼻から異物を防ぐ働きが弱くなり、花粉症や風邪を引きやすくなると言われています。

・湿度および温度の調節をしてくれる

鼻の入り口から体内までの短い通路である「鼻腔」は、体内に最適な温度と湿度調節がされた呼吸を取り込めるように調節してくれています。粘膜を守り、乾燥を防いでいるのです。

・自律神経を整えてくれる

右の鼻から吸うことで交感神経が刺激され、左の鼻から吸うことで副交感神経が活性化します。片鼻ずつ呼吸をすることで、自律神経のバランスが整い、アレルギー症状が緩和されるとも言われています。

呼吸イラスト
illust AC

ヨガ的「片鼻呼吸」を覚えよう

※鼻づまりがある方は、軽く鼻をかんでから無理なく行ってみてください

1、楽な姿勢で座ります。

2、利き手の親指と人差し指で「V」の字を作り、鼻のくぼみに左右の指をそれぞれ当てましょう。

片鼻呼吸①
photo by Naoko Iwasaki

3、右鼻を開け、左鼻を閉じ、ひと息吐きます。

4、右鼻から息を吸い、吸い終わったら右鼻を閉じます。

5、左鼻を開け、息を吐きます。吐き切ったら、同じく左鼻から吸い入れます。

6、吸い終わったら左鼻を閉じ、右鼻を開け吐いていきましょう。

7、吐き切ったら、同じく右鼻から吸い入れます。

片鼻呼吸②
photo by Naoko Iwasaki

9、自分のペースでこの動作をあと3回~5回程度繰り返していきましょう。

10、吐き切ったら指を離し、両鼻でゆったり呼吸を続けます。呼吸が心地よく吸い込める感覚を味わいましょう。

詳しい内容は、こちらの動画からご覧いただけます。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

ストレートネック
呼吸イラスト
片鼻呼吸①
片鼻呼吸②
注意!【無意識口呼吸】の現代人が増加中!?花粉症対策にもなる「ヨガ的片鼻呼吸」のやり方