寝つき良くして睡眠の質も上げるには→呼吸がカギ!深い呼吸を促すための、寝る前のかんたん呼吸法

 寝つき良くして睡眠の質も上げるには→呼吸がカギ!深い呼吸を促すための、寝る前のかんたん呼吸法
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最近、寝つきはどうですか?ぐっすりと眠れていますか?睡眠に関する悩みを抱えている方は少なくないかもしれませんが、質の良い睡眠を得るために大切なことの一つが「呼吸」です。呼吸を整えることで、眠りの質を改善することができます。今回は、寝る前に簡単に取り入れられる呼吸法をご紹介します。

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呼吸と睡眠の関係

私たちの呼吸は自律神経と密接に関わっています。リラックスした呼吸をしていると心拍数が落ち着き、体が自然と「休息モード」に切り替わります(副交感神経が優位に)。一方、浅い呼吸や速い呼吸をしていると心身が緊張し、覚醒状態(交感神経が優位)になります。

そのため、寝つきが悪い時や睡眠の質が気になる時は、呼吸に意識を向けて、ゆったりと深い呼吸をすることが大切です。

深い呼吸が寝つきの良さと睡眠の質につながるのはなぜ?

睡眠
イラストAC

深い呼吸により副交感神経が優位になると、体温が安定し、心地よい眠気を感じやすくなります。また、日常の緊張や考え事が眠りを妨げがちですが、呼吸を整えることでストレスや不安も軽減され、自然に眠りに導かれます。さらに、深い呼吸で酸素が体内にしっかり取り込まれることで、細胞の疲れが取れ、翌朝スッキリと目覚めることができます。これにより、睡眠の質が向上します。

そこで今回は、ベッドの中で寝たままできる呼吸法をご紹介します。やり方はとてもシンプルなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

睡眠の質を上げる、かんたん呼吸法

<やり方>

安眠呼吸
Photo by Kayoko Yoshida

1)背中の下に枕やクッションを敷き、仰向けになる。両膝を立ててリラックスした姿勢をとる。枕などを背中にあてることによって、胸とお腹が少し開き、より自然に深い呼吸がしやすくなる。

2)片手を胸に、もう片方の手を下腹部に軽く添える。

3)目を閉じてゆっくりと呼吸を始める。息を吸ってお腹が膨らみ、手が押されるのを感じ、息を吐く時には、お腹がゆるんで下がるのを感じる。

4)毎回の吸う息と吐く息の長さを揃え、特に息を吐く時は最後まできちんと吐ききることを意識する。呼吸によって心身が落ち着いていく様子を感じながら続ける。

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