40代必読！クリステン・ベル（44歳）ベジタリアンを卒業、ピラティスからウエイトリフティングへ

40代、ピラティスからウエイトリフティングへシフト

20代から30代にかけて、クリステン・ベルのフィットネスの中心はピラティスだった。「出産後、腹筋が完全に弱ってしまって。ピラティスで体の軸を取り戻したの」と彼女は語る。しかし、40代になり、より“本当の強さ”を求めるようになった。「ずっと女性らしいトレーニングばかりしてきたけれど、重いバーベルを持ち上げるようになって、初めて“自分って強い”と感じた」と語る。

さらに新型コロナウィルスによるロックダウン中、夫が筋トレに夢中になったことが影響して、クリステン・ベルの運動習慣にも一層変化が訪れた。「私はとても負けず嫌い（笑）。夫が毎日自転車で坂道を登っていたから、私も挑戦してみた。最初は苦しかったけれど、登りきったときの達成感が最高だった。」また、同じ運動を続けることは好まず、常に新しいチャレンジを求めるタイプだという。「6週間ほど続けて慣れたと思ったら、次のチャレンジに移るの。体も心も、常に成長させたいから。」

彼女は週に数回のウエイトトレーニングを基本に、ランニングや自転車での有酸素運動も取り入れている。「いまは見た目よりも、持久力や力強さを追い求めている。44歳の今が、人生でいちばん体が動く。筋力もスタミナも、これまでのどの時期よりある」と自信をのぞかせる。

30年のベジタリアン生活に終止符

また、運動メニューの変化とともに食事も見直した。彼女が久しぶりに肉を口にしたのはまさにコロナ禍の2022年のこと。「最初は少し違和感があったけど、自然と“体が欲している”と感じたの」と語る。10代からベジタリアンとして過ごし、数年間はヴィーガンでもあった彼女。動物愛護の信念と共に生きてきたが、40代を迎え、体の声を無視できなくなった。「長年、野菜中心の食生活で満足していたけれど、筋トレを始めてから“もっとタンパク質が必要だ”と実感したの。肉を取り入れてから、疲れにくくなったし、筋肉の回復も早くなったわ。」彼女の決断は、単なる食の変化ではない。“これまでの自分”に縛られない、柔軟な生き方そのものを象徴している。

「夫のダックスが高タンパク食をとりながら筋トレをしていて、彼を見て“自分にも必要だと思った。最初は少し勇気がいったけれど、いまは鶏肉や魚を積極的に食べているわ。」ベルが実践するのは“コンシャス・イーティング（意識的な食事）”。「ストイックにはならないけど、自分の体と対話するの。演技のために長台詞を覚える日には炭水化物が必要だし、体が欲しいと感じるものをバランスよく取り入れるようにしている。」40代に入り、食べることを「体を育てる行為」として捉えるようになったという。若いころは“食べない努力”をしていたけれど、今は“食べることで強くなる”ことを楽しんでいる。」

筋肉を鍛えることはメンタルトレーニングに！

クリステン・ベルにとって、筋肉を鍛えることはメンタルトレーニングでもある。「うつや不安を感じるときこそ、体を動かす。エンドルフィンが出ると、自然と気持ちが落ち着くの」2021年には自身のSNSで、久しぶりにランニングを再開したとき、「理由もなく落ち込んでいたけれど、自分に“よくやった”って言えた。それだけで十分」と率直な心境を明かしている。かつては細く華奢な体を理想としていた彼女。しかし40代を迎えた今、彼女が目指すのは“自分を支える力”だ。「年齢を重ねることを怖がる必要はない。40代は、自分の体を理解して、本当に必要なものを選べる時期。私は今、自分の体を誇りに思う」と語っている。

出典：
Inside Kristen Bell’s Workout Routine: Everything the Actress Has Said About Her Fitness Journey
She Switched From Pilates to Heavy Lifting at 44. The Results? Best Body, Strength, and Endurance of Her Life

Kristen Bell Wears an Unexpected Ab-Baring Going Out Top to Work Out