【安眠効果抜群】季節の変わり目に起こりやすい不眠感を解消!1日たった3分で効く大腰筋調整ヨガ
だんだん秋めく日々ですが、まだまだ寒暖差も大きく、体は疲れているのに夜はなかなか寝付けない...安眠できない…そんなお悩みを感じやすい季節の変わり目。もしかするとその不眠感は、大腰筋の柔軟性低下からくる呼吸の乱れにより、自律神経のバランスを崩している可能性が考えられます。今回は動きがシンプルで簡単なのに、効き目バツグンな大腰筋調整ワークをご紹介します。
「季節の変わり目に起こりうる不眠」と「自律神経」の関係性
季節の変わり目は気温の変動や、クーラーによる屋内外の温度差で、体温調節がコントロールうまく出来なくなり自律神経の乱れが生じやすくなります。
自律神経は、内臓の働きや呼吸・血液循環・消化・代謝や体温の調整など多岐に関わっており、私たちの命を維持するための体の調整を自動的に行なってくれている神経です。活発に動いている時や日中に優位になる交感神経と、リラックスしている時や夕方から夜にかけて優位になる副交感神経に分かれていますが、これらがシーソーのように交互に切り替わることによって、私たちの健康を維持してくれています。
しかし季節の変わり目は、一日の中での気温差が大きいため、気温差に何度も体内環境を適応させなければならず、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、自律神経が乱れやすいと言われています。本来寝る前は体温が下降し副交感神経が優位になりやすくなりますが、自律神経が乱れていると睡眠時に体温がうまく下がり切らずに、ある程度体温が高い状態を維持してしまうことで、体温調節機能が衰えたり体の倦怠感が続くことがあります。この影響で、睡眠の質低下・寝つきが悪くなる・寝不足が続くなどの不調状態を引き起こします。
大腰筋の柔軟性アップが安眠に繋がる理由
今回は「大腰筋」の柔軟性を向上させることが安眠に繋がるというテーマの記事ですが、その理由について見ていきたいと思います。
大腰筋とは
大腰筋は背骨と大腿骨の内側に付着しており、上半身と下半身を繋いでいる筋肉です。主な働きは、股関節を曲げて脚を持ち上げる動き。日常生活の中で長時間のデスクワークなど大腰筋を縮めたまま使い続ける姿勢が多い現代人の私たちはこの大腰筋が硬くなり伸縮性を失われやすいと言われています。
実は大腰筋は呼吸を司る筋肉である横隔膜と繋がっています。横隔膜とは下記図にあるように肋骨の下にドーム状についている筋肉です。この横隔膜が上下に動くことによって、肋骨などに囲まれた胸腔内の圧力が変化し、肺が膨らんだり縮んだりして呼吸ができます。今回取り上げている大腰筋が硬くなり動き悪くなると、筋連結している横隔膜の動きも悪くなり呼吸の機能が正常に働かなくなることで自律神経のバランスが乱れやすくなると言われています。
自律神経は無意識下で働く神経ですが、唯一意識的に調整できる方法が「呼吸を整えること」。大腰筋の柔軟性を取り戻すことにより、呼吸を司る横隔膜の機能アップに繋がり、結果、自律神経のバランスが整うことで睡眠の質向上が期待できるというワケです。
大腰筋の緊張をほぐし、みるみる安眠につながるリラックスヨガ
1)四つ這い姿勢からスタート。右手の外側に右足をセットし左脚は脚の付け根が気持ちよく伸びるところまで後ろに伸ばす。前足(右足)はつま先を斜め45度外側に向けて、膝と人差し指が同じ方向になるようにしましょう。
2)左右に横揺れしながら、大腰筋の緊張をゆっくりほぐす。この時呼吸が止まらないように自然呼吸でゆったり5呼吸ほどキープしましょう。
3)さらに余裕がある方向け。両肘を床について同じように左右に横揺れ。より深く股関節周辺にストレッチが入ります。肘の下にクッションなどを置いて高さを出すのもオススメ。反対側も同様に行いましょう。
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