【寝つけない時は背中をほぐして】「今日は眠れそう」と思える体に整える夏の夜の快眠ルーティン

【寝つけない時は背中をほぐして】「今日は眠れそう」と思える体に整える夏の夜の快眠ルーティン
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mai
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2025-08-18

エアコンをつけても寝苦しい、夜中に何度も目が覚める…。そんな「夏の睡眠トラブル」に悩む方も多いのではないでしょうか。残暑が長引き睡眠のお悩みを抱えるかたにおすすめしたいのが、寝る前に行う簡単なヨガの動きです。

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夏の睡眠が浅くなる理由とは?

夏は日中の強い暑さにより、体の内部の温度がなかなか下がらず、夜になっても眠りにくい状態が続きます。さらに、冷房による冷えや汗による水分不足で、自律神経は乱れがち。また日中の緊張状態が続いてしまうと、夜になっても体が興奮モードから抜け出せず、眠りの質が落ちてしまいます。
「なんとなく眠りが浅い」「朝からだるい」と感じるのは、こうした夏のダメージが積み重なっているサインです。

寝苦しい夜こそ動かして体の熱とこわばりを放つ

背骨周辺には自律神経が多く集まっていて、緊張やストレスが溜まりやすい場所。
背骨をなめらかに動かすことで、熱がこもりがちな体幹部をクールダウンしながら、自律神経のバランスも整えてくれます。特に、冷房で肩まわりが冷えて固まりやすい人にもおすすめです。

また体を丸め脱力することで、脳がリラックスモードに切り替わり、緊張状態から体と心が緩まります。背骨の動きと合わせて行うことで、呼吸も自然と深まります。

寝る前に軽く動くだけで呼吸が深まり、副交感神経が優位になることで、心も落ち着きやすくなります。入浴後、エアコンを弱めにかけてから行うのがおすすめのタイミングです。

睡眠の質が上がると得られるメリット

朝の目覚めが軽くなる

ぐっすり眠れると、朝のだるさや倦怠感が減ります。気分よく1日をスタートできます。

日中の疲れ・眠気が減る

深い眠りでしっかり回復できると、日中に「疲れが抜けない」「集中できない」といった不調が起こりにくくなります。仕事や家事の効率も自然とアップ。

体が整いやすくなる

深い睡眠中は、成長ホルモンが分泌されて細胞が修復されます。代謝やホルモンバランスが整いやすくなり、体重管理や免疫力の維持にもつながります。

イライラや不安感がやわらぐ

質の良い睡眠は、ストレスホルモンの分泌を安定させ、心のバランスを整えてくれます。心に余裕が生まれ、落ち込みやイライラに振り回されにくくなります。

肌や髪にうるおいとハリが戻る

「美肌ホルモン」とも呼ばれる成長ホルモンは、眠りが深いほど多く分泌されます。細胞の修復がスムーズになることで、肌のツヤ・キメ・透明感がアップ。髪のハリやコシにも関係します。

自律神経が整い、体のめぐりも良くなる

よく眠れると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、冷えやむくみなどの不調の改善にもつながることがあります。

蒸し暑い夜にこそ、体をゆるめて心地よい睡眠の準備を。寝る前の習慣にして、翌朝スッキリ夏バテしない体と心を整えていきましょう。

睡眠の質を上げる就寝前ストレッチ

1)四つん這いになる。

睡眠1
photo by mai

2)息を吸いながら背中を反らせる。

睡眠2
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3)息を吐きながら背中を丸め、おしりとかかとを近づける。

睡眠3
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4)息を吸いながら四つん這いを通ってもう一度背中を反らせる。

5)深い呼吸で2)-4)を5回繰り返す。

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