呼吸を変えるだけでマイナス5歳!?不調も解決する【若返り呼吸】できる体づくりのやり方

呼吸を変えるだけでマイナス5歳!?不調も解決する【若返り呼吸】できる体づくりのやり方
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榎本愛子
榎本愛子
2025-10-25

最近、「疲れやすい」「肩こりがひどい」「寝てもスッキリしない」と感じていませんか?その不調、「浅い呼吸」が原因かもしれません。実は浅い呼吸はが美容と活力を奪う最大の要因の一つです。逆に、深い呼吸を取り戻せれば、全身のめぐりが良くなり、心と体ともに−5歳を叶える「若返り」につながります。今回は、この若返り呼吸ができる体づくりを徹底解説。心地よい心と体で、イキイキとした毎日を始めましょう。

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なぜ「浅い呼吸」は良くないのか?

呼吸が浅くなるということは、肺が取り込む酸素の量が少なくなるということです。これが続くと、私たちの心と体にさまざまな悪影響が出てきます。

1. 自律神経のバランスを崩し「心の安定」を脅かす

呼吸は、唯一自分で意識的にコントロールできる自律神経に直結した機能です。浅い呼吸が続くと、アクセルの役割を持つ交感神経が優位な状態が続きやすくなります。これにより、イライラ、不眠、疲労感、不安感など、自律神経失調症のサインのような不調が現れやすくなるのです。

2. 血流が悪化し、女性の悩みの種「冷え・コリ・むくみ」を悪化させる

呼吸の主役である横隔膜は、肋骨下部に位置するドーム型のインナーマッスル。
深く息を吸うと大きく下がり、内臓をマッサージするポンプのような役割を果たします。しかし、浅い呼吸だとこのポンプ作用が弱まり、血液やリンパの流れが滞り、女性の悩みに多い冷え、むくみ、そして肩や首の頑固なコリといった不調の直接的な原因となるのです。

3. 代謝の低下と痩せにくい体質につながる

酸素は、体内で栄養を燃やしてエネルギーを生み出す「代謝」に必要不可欠です。浅い呼吸で酸素が不足すると、代謝が低下し、カロリーが燃えにくい体質になりやすく、ダイエット効率も落ちてしまうのです。

呼吸を深くするための鍵!「呼吸補助筋」の解放

深い呼吸を取り戻すには、主役の横隔膜だけでなく、呼吸をサポートする「呼吸補助筋」へのアプローチが極めて重要です。
浅い呼吸の人は、本来の主役である横隔膜の動きが小さくなる代わりに、首の側面(胸鎖乳突筋や斜角筋)、胸の深部(小胸筋など)、そして肋骨の間にある肋間筋といった補助筋を過剰に使って呼吸している傾向があります。

疲れやすい
イラストAC

特に重要なのが、肋骨と肋骨の間を結ぶ「肋間筋」。この筋肉は、肋骨を上げ下げして胸郭を広げ、肺にスペースを作る役割を担っています。しかし、不良姿勢(猫背や巻き肩)やストレスによる緊張が続くと、この肋間筋が硬く縮こまり、肋骨の動きをロックしてしまいます。
結果、胸郭が柔軟に広がることを妨げられ、呼吸がさらに浅くなるという悪循環に陥ります。慢性的な首こりや肩こりに加え、背中の張りや猫背もこの呼吸補助筋と肋間筋の緊張が原因となっていることが多いため、まずはこの胸周りの緊張を緩めることが、深い呼吸を取り戻す鍵となります!

実践!若返り呼吸ができる体づくり

3STEPほぐしを行っていきましょう!

準備)立ち姿勢・座り姿勢どちらでもOK

1)鎖骨ほぐし:右指でピースを作り、人差し指と中指で左鎖骨を挟み内側→外側へ10回流す
※鎖骨上側は凹みに指が入り込む程度の強さがオススメ

2)肋骨ほぐし上部:鎖骨の下、胸の上部分の肋骨の間(肋間筋)を指の腹でほぐす 15秒間

3)肋骨ほぐし下部:体の側面、胸したの肋骨の間を指の腹でほぐす 15秒間
※2・3のポイント>強く押しすぎず、痛気持ちいい程度で行う

4)反対側も同様に行う

筋膜リリース
photo by 榎本愛子

動画はこちら▼

呼吸補助筋の緊張を解放し、横隔膜が大きく動く深い呼吸を取り戻すことは、肩こりや冷えといった不調の根本的な改善だけでなく、自律神経を整え、心の安定にも直結します。
まずは今日から、ご自身の呼吸に意識を向け、紹介したエクササイズを習慣にしてみましょう!

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