前屈ができないのは年齢のせい?〈体が硬い人こそやってほしい〉椅子でできる動的ストレッチ

前屈ができないのは年齢のせい?〈体が硬い人こそやってほしい〉椅子でできる動的ストレッチ
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竹内結子
竹内結子
2025-09-29

年齢とともに体が硬くなり、靴を履くときにしゃがむのがつらい…床にあるものを拾うのがつらい…家事をスムーズにこなせていないかも…そんなお悩みはありませんか?今さらストレッチをしても…と思っていたならば諦めるのはまだ早いです!今回はエクササイズを兼ねた動的ストレッチをご紹介します。椅子を使って無理なく行えますのでぜひ試してみて下さい。

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体が硬くなる主な原因

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年齢を重ねるにつれて体が硬くなったと感じる方は少なくありません。その背景には次のような要因が考えられます。

・運動不足や同じ姿勢が続く生活週間

・40代以降は筋肉の水分保持力が落ちるので柔軟性が失われやすい

・不良姿勢など筋バランスの崩れ

・筋トレが多く筋肉が短縮し硬い

・ストレス、不安など緊張が抜けない

・ケガや病気などによる影響

こうした要因が積み重なることで、柔軟性が低下し日常動作にも影響してしまうことがあります

「前屈」の硬さ

体を前に倒す「前屈」が難しい場合に柔軟性が必要な主な筋肉は以下の体の後面の筋肉です。

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·  脊柱起立筋(背中の筋肉)

·  臀筋(お尻の筋肉)

·  ハムストリングス(太もも裏の筋肉)

·   下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)

これらが硬いと、前屈の動作が制限されます。さらに、骨盤が後傾している姿勢がクセになっていると、臀筋やハムストリングスがより硬くなり、背中が丸まり股関節の可動域が狭くなってしまいます。

また、股関節を曲げる筋肉である腸腰筋の働きが弱い場合も前屈が苦手になる原因になります。

前屈ができると得られるメリットとは?

前屈は上半身を折りたたむような動きから体への作用に意識されますが、体だけではなく心身の調整にも良い効果が期待されています。ご自分の体に合わせながら少しずつ深められると以下のようなさまざまなメリットが期待できます。

・柔軟性アップ

・骨盤、背骨の動きが整い姿勢改善

・内臓への刺激、マッサージ効果

・脳への血流が促進されストレス、疲労回復

・ケガ予防 

・ヨガの前屈ポーズで得られるリラックス効果

椅子でできる!動的ストレッチ「ジャックナイフストレッチ」

前屈に必要な柔軟性を高めたい方におすすめのジャックナイフストレッチ。椅子を使うことで無理なくできます。

<やり方>

1)椅子に浅く腰かけ、両足を腰幅に開く

2)お腹と太もも、胸と膝を密着させ上体を前に倒す

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3)両手で足首をつかみ(つかめる所でOK)足を手前に引く

4)お腹と太ももを密着させたままお尻を上げる

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5)お尻を上げる ↔降ろすを10回ほど繰り返し

6)脱力して前屈を深める

<ポイント>

上半身と太ももが離れないようにする

もも裏や背中が心地よく伸びればOK

無理をせず、できる範囲で行う

<動画はこちらから>

 

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