【ただ丸まるだけ】背中&腰をゆるめるリセットストレッチ
背中や腰まわりの筋肉がこわばっている状態のままにしておくと、姿勢が崩れるだけでなく、呼吸が浅くなり疲れが取れにくくなることも。今回ご紹介するのは、体育座りから上半身を足の間に倒し、背中を丸めながら重力に任せて脱力するストレッチ。ただ脱力するだけなのに、背骨沿いの筋肉をじんわり緩めて姿勢を整えてくれる、疲れた日にもできる毎日のセルフケアにぴったりの方法です。
背骨沿いの筋肉をゆるめ姿勢が整える
今回ご紹介するストレッチでは、上半身の重みを自然に利用して、背骨の両側にある脊柱起立筋や広背筋の緊張を解きほぐします。特に、腰まわりの筋肉は日常的に知らず知らずのうちに力んでいることが多く、放っておくと反り腰や猫背の原因にもなります。
背骨に沿った筋肉が柔らかさを取り戻すと、腰や背中が動きやすくなり、立っているときも座っているときも自然と姿勢が整いやすくなります。「背中が板のように固い」と感じている人ほど、重力に任せるこの動きで大きな変化を実感しやすいでしょう。
腰のだるさをリセット!
腰の奥が重く張っているような感覚は、多くの場合、腰まわりの筋肉が緊張しすぎているサインです。このストレッチでは、膝を立てて足幅を広げることで骨盤にゆとりが生まれ、背中を丸める動きと合わせて腰まわりの深い部分までリリースされます。
デスクワークや立ち仕事で「腰が固まった」と感じるときに取り入れると、じんわりと奥から緩んでいく心地よさを味わえ、腰のだるさや重さが自然と軽くなっていきます。
リラックスと回復をサポート
背中を丸めて脱力すると、呼吸が自然に深まりやすくなります。特に背中や腰の筋肉が緩むと、副交感神経が優位になり、緊張が解けて心身ともにリラックスしやすくなるのが特徴です。夜のリラックスタイムや寝る前に行えば、心地よい眠りに入りやすく、疲れを翌日に残しにくくなります。短時間でも気持ちがすっと落ち着くので、仕事の合間のリフレッシュにも効果的です。
今回のストレッチは、背骨を柔らかく保ち、姿勢を改善しながら腰の疲れをリセットできる万能なケア方法です。力を抜いて座り込み、重力に身を任せるだけで得られる心地よさを、ぜひ体験してみてください。
背中&腰をゆるめるリセットストレッチ
<やり方>
1)体育座りの姿勢を作り、両脚を大きく広げます。かかとを少し前に遠ざけて膝の山を低くしておきましょう
2)上半身を脚の間に倒していき、背中をまあるくしながら肩や首、頭の力をだらんと抜いていきます。頭の重みで背中、背骨周りが伸びるのを感じながら、ゆったりと呼吸を続けます
動画で動きを確認したい方はこちら
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