疲れが取れないのは姿勢のせい?胸を開くだけ!椅子でできる簡単疲労回復ストレッチ
「しっかり寝たのに疲れが残る」「いつも体が重だるい…」そんな不調を、年齢や体力のせいにしていませんか? 実は、疲れが取れない体の大きな原因は、姿勢の乱れにあります。胸が縮んで呼吸が浅くなると、体内の巡りが滞り、疲労が溜まりやすくなるのです。今回は、椅子に座ったまま胸を開くだけ!シンプルなストレッチのご紹介です。姿勢と呼吸を整えて、体の内側から疲労回復を目指しましょう。
疲れはどこからくる?
疲労の正体は、体の中に残ってしまう、回復しきれない負担です。そして、体には次のような反応が…。
・正しい姿勢を保てなくなり、胸が縮み、呼吸が浅くなる
・筋肉がこわばり、常に緊張状態が続く
・血流が滞り、疲労物質が排出されにくくなる=休んでも疲れが抜けない体に
このように、姿勢の乱れは、休んでも回復しない体を作る要因の一つ。デスクワークやスマホ操作、家事などで前かがみの姿勢が定着しやすい人は、より疲れをため込みやすい傾向にあると言えるのです。
疲労回復効果を高めるには?
前述したように、私たちの体は、正しい姿勢を保つことで効率よく呼吸や血流を循環させるようにできています。背筋を伸ばして胸を開くと、横隔膜が大きく動き、自然と呼吸が深まります。酸素がしっかり取り込まれることで、筋肉の緊張が解け、血液の流れもスムーズに!
その結果、老廃物が排出されやすい体=疲れが自然と抜けやすい体になれるのです。つまり、体の回復力を高める最短ルートは、姿勢と呼吸を整えることと言えるのです。
疲れを溜めない体を作る!姿勢と呼吸を整える簡単ストレッチ
デスクワークの合間や寝る前の習慣におすすめ!椅子に座ってできるシンプルなストレッチです。特に、肩甲骨を寄せる動きは、背中の大きな筋肉(僧帽筋・広背筋)を刺激し、滞った血流を一気に流してくれますよ。
〈やり方〉
1)足を腰幅にして椅子に浅めに座り、背筋を伸ばす。
2)息を吸いながら、軽く肘を曲げて両腕を横に広げ、肩甲骨を寄せて胸を開く。
3)息を吐きながら背中を丸め、両手を胸の前でクロスする。深い呼吸に合わせて5回ほど繰り返す。
4)息を吸って肘を伸ばして更に大きく胸を開き、吐いて胸の前で腕をクロス。呼吸に合わせて5回ほど繰り返す。
肩や首まわりに力が入る場合は、腕を斜め下に伸ばすといいでしょう。無理に肩を下げないこと、胸を開きすぎないことも大切!余分な力を抜き、胸の前が心地よく広がる感覚を味わいながら行います。小さな習慣を積み重ねることで、疲れにくく回復力の高い体に変わっていきますよ。
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