近頃疲れが増し増し…→座り方のせいかも。疲労回避に◎上半身をスライドさせる優しい体幹トレーニング
スマホを見ている時に、ついやってしまいがちな「猫背」の姿勢。一見すると、リラックスして体を休ませているかのよう? いいえ、実はその反対で、この姿勢は体を余計に疲れさせてしまうため注意が必要なんです。心当たりがある人は、正しい姿勢を保持するために役立つ「体幹の力」をつけてあげるといいかもしれません。今回は、椅子があればできる優しい体幹トレーニングを一緒におこなっていきましょう!
実はそれ、楽じゃない! 余計に疲れてしまう「椅子の座り方」していませんか?
椅子に座ってスマートフォンを見ている時、背中や腰が丸まり、肩が内側に入った姿勢になっていませんか? 体の力が抜けて、楽をしている・休めているように見えがちなこの姿勢ですが、実は反対で「体を余計に疲れさせる」座り方なんです。
悪い姿勢で座ると体が疲れるのは、なぜ?
悪い姿勢で座っている時、体には次のようなことが起こっています。
●頭の重さを首で支えるようになるため、首こりや肩こり、頭痛の原因になる
●胸が閉じるため、呼吸が浅くなって体全体に酸素が十分に行き渡らず疲れやすくなる
●姿勢が崩れることで筋肉が偏った使われ方をするようになるため、部分的に負荷・疲労が蓄積される
●腹部が圧迫されるため、胃腸の働きが鈍くなって消化不良の原因になる
楽に座っていると思いきや、体には疲労・不調がどんどん蓄積していくんですね。しかし、なかには姿勢を正そうとしても「すぐに崩れてきてしまう」という人もいるかもしれません。そこで重要になってくるのが、正しい姿勢の保持に役立つ体幹(※)の力です。
※ 体幹とは、頭部と四肢を除いた胴体部分(胸・お腹・背中・腰)のこと。日常生活でおこなうさまざまな動作の中心となる体の軸。
ここからは、椅子があればすぐにできる体幹トレーニングをご紹介。運動が苦手な人でも挑戦しやすい強度とシンプルな動きをしていきますが、不安定な姿勢を支えるために体幹がしっかり使われるので、ぜひ試してみてくださいね!
座ったまま上半身を左右にスライド:優しい「体幹トレーニング」
<やり方>
1)椅子に浅く座り、背筋を伸ばす。両腕を肩の高さに持ち上げたら、床と水平にする
ポイント:手でお尻のお肉をかき分け、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せると背筋・腰が伸びやすくなる
2)お腹を薄くしながら息を吐き、上半身を右にスライド。「ひざの位置がブレない」「お尻が浮かない」ように姿勢を固定し、右手が遠くに引っ張られる感覚でスライドする。
吸う息で中央に戻り、次の吐く息で左にスライド。呼吸に合わせて、動きをゆっくり繰り返す<回数:10回×3セット>
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