夏は"味噌"さえあればいい!戦国武将の兵糧だったスーパーフードで夏を乗り切る秘策|管理栄養士解説
今年もすでに猛暑。夏バテ対策は必須ですね。「スタミナ切れ」「脱水」「睡眠不足」「貧血」などなど、心当たりはありませんか?そんなときに活躍するのが「味噌」。 室町時代から戦国武将は味噌玉を兵糧として腰に下げ、戦ったと言われているほど栄養価が高い優秀な食材。さらに味噌は夏バテ対策だけでなく、肌ダメージをリカバリーする嬉しい効果もあるんです。
“スーパー食材”である大豆が発酵によってパワーアップして「味噌」になる!
そもそも、味噌の原料である大豆は、「畑の肉」と言われるスーパー食材です。
体の基となる大豆タンパク質、良質な脂質、代謝に重要なビタミンB群、ビタミンE、疲労回復をサポートするマグネシウム、亜鉛などの栄養素がずらり。
さらには、大豆イソフラボンは健康維持に役立つ効果、食物繊維が腸内環境まで整えてくれると至れり尽くせり。
そんな大豆が発酵によってさらにパワーアップしたものが“味噌”。まさにスーパーフードです。
特に「夏」に味噌をおすすめする理由をご紹介します。
夏バテの根本的な予防「腸内環境」。「オリゴ糖」「乳酸菌」
夏バテの代表的な症状である「スタミナ切れ」は「腸内環境の乱れ」によるもの。
ついつい冷たい飲み物や食べ物が多くなる夏。腸は冷えに弱く、ストレスを感じると、腸内環境が乱れやすくなります。
腸内環境が乱れると、栄養素の吸収が悪くなるとともに、体全体の新陳代謝が悪くなり、どうしても疲労が蓄積してしまうのです。
味噌に含まれる「オリゴ糖」や「乳酸菌」は弱った腸の働きを助けてくれます。
「夏老け」を防ぐ「メラノイジン」
褐色の色素成分である「メラノイジン」は、細胞の老化を防ぐ強い抗酸化作用があります。
夏の日焼けによる「お疲れ肌&髪」などダメージ対策にも!
夏の「不眠対策」に「トリプトファン」
良質な睡眠にはメラトニンというホルモンを夜に分泌させることが大切。
メラトニンの原料となるセロトニンはほとんどが腸内で作られるため、腸内環境を整える味噌は有効。
さらに、セロトニンの原料となる「トリプトファン」が多く含まれていることもポイント。
「紫外線ダメージ」による肌の乾燥に「グルコシセラミド」
保湿力やバリア機能を高める働きを持つ成分。
夏の紫外線やクーラーによる肌の乾燥対策に嬉しい効果が期待できます。
1日「大さじ1〜2」の味噌習慣を!
腸は1日にしてならず。毎日摂取してほしい味噌。
でも、味噌汁は出汁がめんどうという方も多いはず。
おすすめはそのままディップとして食べたりトースターで軽く焼く「焼き味噌」。香ばしい香りが食欲をそそりますよ。
おにぎりはもちろん、パン、卵焼き、豆腐、茹でたじゃがいも、コーン、油揚げ、などなど!
ごま油とも相性が良いのでおすすめです!
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