力を抜いて“回す”だけ!ガチガチ股関節が柔らかくなる「簡単仰向けくるくるストレッチ」

 力を抜いて“回す”だけ!ガチガチ股関節が柔らかくなる「簡単仰向けくるくるストレッチ」
photo by HINACO
HINACO
HINACO
2025-06-19

「脚が重い」「腰が張る」「足の動きがぎこちない」そんな不調の原因は、股関節の硬さや詰まりにあるかもしれません。今回は、仰向けの状態で両手で膝を持ち、やさしく“くるくる”と回すようにして股関節をやわらかくほぐすストレッチをご紹介します。体の力を抜いたまま、手の動きで関節を回していくので、体力や柔軟性に自信がない人でも取り入れやすいのがポイント。脚のつけ根からふわっと軽くなる感覚を、ぜひ味わってみてください。

広告

股関節が硬いと起こりやすい不調とは?

股関節は、体の中でもっとも大きな関節のひとつ。脚を上げる、開く、回す、体を支える……といったあらゆる動きの中心にあるため、ここが硬くなると、全身のバランスや動きにさまざまな影響を及ぼします。

まず起こりやすいのが、骨盤の歪みや腰痛。股関節が詰まって動きにくくなると、その代わりに骨盤や腰まわりが余計に動こうとするため、腰に負担がかかりやすくなるのです。特に長時間の座り姿勢や片側に偏った動作が多い人は要注意。また、股関節の動きが悪いと、脚が重く感じたり、歩幅が狭くなったり、階段の上り下りがつらくなったりと、日常のささいな動作に支障を感じやすくなります。その結果、姿勢の崩れや運動不足の悪循環につながることも。

さらに、股関節の緊張によって下半身の血流やリンパの流れが滞ると、冷え・むくみ・下半身太りの原因になることもあります。股関節が柔らかく保たれていれば、体の中心がしなやかに動き、姿勢も呼吸も自然と整いやすくなります。だからこそ、日々のセルフケアでやさしく回してゆるめてあげることが大切です。

腰痛
イラストAC

仰向けくるくるストレッチで得られる効果

このストレッチは、脱力した状態で股関節を“回す”というシンプルな動きで、深部からのゆるみを引き出せるのが大きな特徴。
股関節がゆるむと、脚の動きが軽くなり、腰・骨盤への負担が減るため、「立ち上がるときの重さがラクになった」「歩幅が広がった」といった実感を得る人も多くいます。

また、脚のつけ根が詰まっていたり、可動域が狭くなっていたりすると、腰や膝に無意識に負担がかかってしまうため、股関節ケアは姿勢や疲労感の改善にも直結します。さらに、股関節の動きが良くなると、骨盤の中心が整いやすくなり、姿勢が安定し、深い呼吸も通りやすくなるという嬉しい変化も。何気ないように見える動きですが、体の“要”である股関節に働きかけることで、全身に連鎖する良い影響が期待できます。

どこに効く?どんな動き?

以下のような部位・筋肉・関節にアプローチできます。

•股関節全体の可動域:内旋・外旋の両方向にやさしく動かし、関節まわりの動きをスムーズにします。
•腸腰筋・内転筋・中殿筋:股関節を動かすことで自然と周囲の筋肉が刺激され、緊張が緩みます。
•骨盤まわりのバランス:左右差が整いやすくなり、歩行時のアンバランスや違和感が改善されやすくなります。

こんな人におすすめ/ベストなタイミング

こんな人におすすめ
•脚の重さやだるさを感じやすい人
•股関節の詰まり感、可動域の狭さを感じる人
•座り時間が長く、骨盤が固まりやすい人
•姿勢の左右差、歩き方のクセが気になる人

ベストなタイミング
•朝の目覚めの前に、ベッドの上で
•夜のリラックスタイム、お風呂上がりに
•運動やヨガの前のウォームアップとして
•体の疲れを整えたい休日や寝る前のストレッチ習慣に

仰向け股関節ストレッチのやり方

①仰向けに寝転がり、両膝を胸の方へ引き寄せます。

股関節ストレッチ
photo by HINACO

②手で膝頭を掴み、それぞれの膝で円を描くように脚の付け根を回します。この時足は完全に脱力して、手の力でゆっくりと回すように意識しましょう。反対回しも行います。

股関節ストレッチ
photo by HINACO

動画で動きを確認したい方はこちら

股関節周りをほぐして、下半身の巡りを促すストレッチ

 

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

腰痛
股関節ストレッチ
股関節ストレッチ
力を抜いて“回す”だけ!ガチガチ股関節が柔らかくなる「簡単仰向けくるくるストレッチ」