「目がぴくぴくする…」は栄養不足のサイン!?摂るべき食品と効果的な食べ合わせ食材を栄養士が解説


春は新しい環境で疲れが溜まりやすい時期でもありますね。疲れが溜まった時などに目がぴくぴく痙攣したことはありませんか?しばらくすると治ることもあるので放置しがちですが、目がぴくぴくする原因はあり、その対処法もあります。今回は、目がぴくぴくする時に不足している栄養素と、食事での効果的な摂り方についてご紹介します
目がぴくぴくする原因は?
無意識にまぶたがぴくぴく痙攣してしまう現象は「眼瞼ミオキミア」というものがほとんどです。片目だけの痙攣が多く、数秒から数分続くことが何度か起こります。

この目の痙攣の原因は主に
・疲労
・睡眠不足
・栄養不足
です。
目がぴくぴく痙攣したら、まずは睡眠時間を確保し、スマートフォンやパソコンの作業時間を減らすなど疲労を軽減するようにしましょう。目を温めたり、ツボを押すことも効果的です。また、必要な栄養素が不足しているサインかもしれないので、次でご紹介する食材を取り入れてみてください。
目がぴくぴくするときに不足している栄養素は?
目の痙攣があるときに摂りたい栄養素はビタミンやミネラルです。
特に
ビタミンB12
ビタミンB1
マグネシウム
カルシウム
を積極的に取り入れることをおすすめします。
ビタミンB12
神経や細胞の健康維持、貧血予防に効果的です。目薬にもよく使われる成分のひとつです。
豚肉、鯖、あさり、レバー、卵
ビタミンB1
筋肉の疲れを回復させる効果があり、目の周りの筋肉の疲労回復に繋がります。視神経を活発化させる効果もあるため眼精疲労時には摂りたい栄養素です。
豚ヒレ肉、玄米、納豆、うなぎ
マグネシウム
神経伝達を正常に保ち、筋肉の弛緩・収縮に関わるミネラルです。目の周りの筋肉の痙攣を改善させる効果があります。
ナッツ類、海藻、そば、玄米
カルシウム
マグネシウムと同様に、筋肉の弛緩・収縮に関わるミネラルです。マグネシウムとカルシウムのバランスが崩れると、筋肉の弛緩・収縮に不具合が起き、痙攣を引き起こしてしまいます。カルシウム2:マグネシウム:割合で摂ることが理想です。
牛乳・チーズ・小魚・大豆製品
目の痙攣が起きた時に食べたいおすすめメニュー
・うなぎとわかめの混ぜご飯(ビタミンB1+マグネシウム)

・クラムチャウダー(ビタミンB12+カルシウム)

・豚ヒレ肉のごま味噌焼き(ビタミンB1+マグネシウム)

・しらす入りスクランブルエッグ(カルシウム+ビタミンB12 )

目の疲れを感じた時には睡眠、休養に加えてこちらのメニーも取り入れてみてくださいね。もし、痙攣がずっと継続する場合は、他の病気の可能性がありますので眼科で相談してください。
【参考】公益財団法人日本眼科学会
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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