【野菜ジュース】飲めば野菜の代わりになる?ならない?野菜ジュースのメリットデメリットを解説

 【野菜ジュース】飲めば野菜の代わりになる?ならない?野菜ジュースのメリットデメリットを解説

野菜ジュースを1日1本飲んでいれば野菜はしっかり摂れている、と安心している方もいるのではないでしょうか。野菜ジュースは、手軽に野菜を摂れるメリットがありますが、野菜ジュースで1日分の栄養を摂れるわけではありません。ジュースにすることで減ってしまう栄養素もあります。また、摂りすぎると良くないデメリットもありますので、今回は野菜ジュースの効果と飲み方について解説していきます。

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野菜ジュースの種類

野菜ジュースは野菜100%のものと野菜と果物を合わせたものと主に2種類あります。

野菜100%ジュース

野菜ジュース(野菜)
写真AC

・野菜のみでつくられていて、糖質少な目
・野菜が苦手な人は飲みにくい場合も。

野菜と果物をミックスしたジュース

野菜果物ジュース
写真AC

・野菜と果物でつくられていて、糖質が多め
・野菜が苦手な人でも飲みやすい

野菜と果物がミックスされたものは飲みやすさはありますが、糖質が多くカロリーも高いものが多いです。ダイエット中や糖質を気にしている方は野菜100%のジュースがおすすめです。

野菜ジュースの栄養

野菜ジュースに含まれる主な栄養素

・ビタミンA
・βカロテン
・カルシウム
・カリウム
・水溶性食物繊維

野菜ジュースに加工する工程で減ってしまう栄養素

・ビタミンC
・不溶性食物繊維

美肌に欠かせないビタミンCや腸内環境を整え便通を良くする不溶性食物繊維は野菜そのものから摂るようにしましょう。農林水産省の食事バランスガイドでは、市販の野菜ジュースの重量の半分量を「野菜」として扱うこととされています。200mlの野菜ジュースを摂取した場合は100gの野菜を摂取したと換算できます。

野菜ジュースのメリット

・野菜が苦手な人でも取り入れやすい
・ほどよい甘みで間食の代わりになる
・嚙む力や食欲がない時でも栄養補給ができる
・価格が安く日持ちするためストックすることができる

野菜ジュースを飲む女性
写真AC

野菜ジュースのデメリット

・ビタミンCや不溶性食物繊維などの栄養素は摂りにくい
・野菜そのものを食べるよりも満腹感を感じにくいため食べ過ぎに繋がる
・糖質を摂りすぎる可能性がある
・粗食力低下に繋がる

まとめ

国が推奨する野菜1日350gの目安は意識しつつ、摂りきれない分は野菜ジュースで補うようにしましょう。食欲がないときや、病中病後にも活用しましょう。甘いジュースを飲む習慣がある方は野菜ジュースに切り替えることもおすすめです!野菜を食べることは栄養の補給以外にも、よく噛んで食べることで満腹感を感じやすくして食べ過ぎを防ぐことや、よく噛むことで消化酵素を分泌できるというメリットもあります。旬の野菜を知ることや野菜本来のうまみを感じることも豊かな暮らしの一部ですね。

サラダを食べる女性
写真AC

【参考】
eヘルスネット(野菜、食べていますか?)

ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。

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