開脚ポーズで股関節が開きやすくなるコツ|理学療法士に学ぶヨガのための解剖学

Nobuhiro Miyoshi (RELATION)

開脚ポーズで股関節が開きやすくなるコツ|理学療法士に学ぶヨガのための解剖学

ヨガで体を痛めないためには、体の構造と機能を理解しておくことが大切。解剖学の観点から安全にアーサナを行う方法を、理学療法士でヨガインストラクターの中村尚人先生に教えていただきました。今回のテーマは、股関節が開きやすくなるコツ!

骨盤を立てると股関節が開きやすくなる

股関節は大腿骨と骨盤をつなぐ関節で、可動域には個人差があります。たとえば、開脚のポーズで脚が180度近く開く人もいれば、ほとんど開かない人もいます。この差は、筋肉の柔軟性だけでなく骨格構造も影響しています。

骨格の可動域の範囲を越えるのはNG

もし、股関節を深く曲げたり捻ったりしたときに、詰まるような痛みや違和感を感じたら、それは骨格制限が起きているサイン。骨同士がぶつかって開かないのに、無理やり開こうとすれば、関節を崩壊させる危険があります。アーサナに自分を合わせるのではなく、アーサナを自分に合わせる、つまり自分の可動域の範囲を越えずにポーズを楽しむことが大切。

筋肉は練習次第で柔らかくなる!

一方、筋肉の柔軟性が影響している場合は、練習によって可動域を広げていくことが可能なので、左の3ステップを実践してみましょう。まず骨盤を立てて股関節を開きやすくしたら、次に手の力を利用して開脚を強め、最後は自力で開脚、というように少しずつ負荷を上げていきます。段階的に可動域を広げていくので、関節に負担をかけずに開脚を深めていくことができます。

Photos by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
Illustration by Misako Nakagawa
Text by Yasuko Ito
yoga Journal日本版Vol.55掲載

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