お腹のたるみが気になる人に!インナーマッスルを鍛え、悪姿勢を整える「ウォールピラティス」

 お腹のたるみが気になる人に!インナーマッスルを鍛え、悪姿勢を整える「ウォールピラティス」
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ピラティスを習いに行く時間がない」「マシンピラティスの動きを自宅でもやりたい」。そんな人におすすめなのが壁を使って行う「ウォールピラティス」です。壁をピラティスマシンのフットバー代わりに使うこともでき、正しく効率的に身体機能を強化しボディメイクも叶います。その方法をピラティスインストラクターの村越美加先生がレクチャーします。

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正しいフォームで動き、マシンと同等の効果が!

「ウォールピラティスとは、壁を支点やバランスの補助として使うメソッドです。マットピラティスより種目によっては強度が高くなり、ピラティスマシンがなくても自宅で手軽に実践できる点が魅力です。壁を使うメリットは安定性が増し、正しいフォームで体幹部のインナーとアウターの筋肉をしっかり強化できること。継続すると安定性、バランス力、体幹の強さ、コントロール力の向上が期待できます。

インナーマッスルとアウターマッスルは加齢や運動不足によって衰えます。インナーマッスルが弱くなると、姿勢が歪んで肩凝りや腰痛を発症し、内臓下垂によるぽっこりお腹、尿漏れも悩みの種に。アウターマッスルの衰えは代謝の低下や血行不良を招き、疲れやすさ、太りやすさの一因になります。ウォールピラティスでインナーマッスルを鍛えると内側から支える力を強化でき、姿勢が良くなりスムーズに体を動かせるようになります。また壁、自重、重力を使うことでアウターマッスルも同時に鍛えられます。

できれば週2回~3回、1回20分を目安に始めてみましょう。継続が何より大切なので、忙しい人は週1回からでもOK。正しいフォームを意識して行いましょう」(村越美加先生)

体幹の筋肉を目覚めさせる、ピラティスの基本ワーク

「今回紹介するのは、インナーマッスルを鍛えて体幹を安定させる『ウォールハンドレッド』です。ハンドレッドはピラティスの練習で準備運動として行う基本ワーク。

ハンドレッド
イラストAC

壁に脚をつけて行うと、腕を上下に動かしたとき体幹部がグラついて力が抜けるのを防ぎ、インナーマッスルがしっかり働きます。体幹が強くなると姿勢が良くなり腰痛、肩凝りの改善にもつながります」(村越美加先生)

ウォールハンドレッド

目的と効果:正しい姿勢を支える体幹のインナーマッスルを強化して、姿勢を整え、慢性的な腰痛、肩凝りを改善。

〈やり方〉

1.仰向けになり両足裏を壁につける。膝の間はこぶし一つ分のスペースを開け、脛と床は平行。息を吸って、吐きながら肩甲骨が床から浮く高さまで体を起こす。あごの下にこぶし一つ分のスペースを開け、手のひらで水面を叩くように両腕を上下させる。頭や体が一緒に動かないように、吸って5回、吐いて5回を10回繰り返す。※最初は50回から始めてもOK。

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〈プロフィール〉村越美加先生

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ヨガ・フィットネス・FTPピラティスライセンス取得インストラクター、健康運動指導士、介護予防運動指導員。フィットネス運動指導歴35年。大手スポーツクラブの正社員として9年勤務しチーフインストラクターとして、エアロビクス、ヨガ、ピラティス、ボディメイクトレーニングの指導のほか、インストラクター管理、インストラクターの教育&育成業務を担当。現在はフリーランスに転向し、ヨガ、ピラティス、エアロビクス、シニアエクササイズの指導のほか、大手スポーツクラブでピラティスインストラクターの新人教育を担当。

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取材・文/北林あい
撮影/山田健司

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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