股関節の詰まり解消!【身体をいたわりほぐす】じっくり伸ばす「陰ヨガストレッチ」アイオブザニードル
骨盤まわりの冷えやお尻の硬さ、股関節の詰まり感じる人におすすめの「陰ヨガ」をご紹介します。筋肉をゆるめて身体をくつろがせた状態で時間をかけてアプローチをすることで、リラックスしながら伸びが深まっていく心地よさを実感できます。
陰ヨガとは
一般的に知られているヨガは、いくつかのポーズをとりながら、筋肉をアクティブに使って行うため「陽」の要素が強く、陽ヨガと分類することができます。陽ヨガは、身体を温めて代謝アップや筋力を強化、バランス感覚を高めアクティブな状態へと導いてくれるヨガとして親しまれています。
それに対して陰ヨガは、ひとつのポーズを筋肉をゆるめた状態で重力に委ねながら、心地よい範囲で数分間保持するというもの。筋肉の奥にある関節の滑膜や腱、靭帯といった深い層の組織に刺激を与えて、しなやかさを養う動きの少ない静的なヨガです。
身体を動かす=筋肉のイメージがありますが、筋肉のはたらきだけでは私たちの身体は動かすことができません。筋肉で生まれた力が「腱」を通じて骨に伝わり、その力が「関節」により動きに変換されて、初めて私たちは動くことができるのです。
陽ヨガと陰ヨガを使い分けよう
運動不足により筋力が低下しているときやリフレッシュしたい時にはアクティブな陽ヨガ、運動後の筋肉疲労があってリラックスしたいには陰ヨガ、というように、両方の要素を取り入れることで、関節をケアしながら柔軟性を高め、バランスのよい健やかな心身を養うことができます。
ストレスの多い現代社会。身体の力みを抜いて、過緊張になっている身体をリリースしながら心身を労わる陰ヨガの時間を、ぜひ取り入れてみてください。
股関節の詰まりを解消する陰ヨガ
やり方
今回は、「アイオブザニードル」という陰ヨガのポーズをご紹介します。股関節の詰まりを解消して、生理痛やPMSなどの女性特有のお悩みを改善、下半身の冷えや腰痛予防にも効果があります。お尻をストレッチするためヒップアップにもつながる美尻ポーズです。
①仰向けになって両膝を立てます。
②右脚をもちあげて、4の字を書くように左脚の太ももに右の足首をのせます。
※右膝が外側に開かない場合は、右ももを優しくプッシュして脚の付け根をのばしてから行ってみましょう。
②左脚を胸のほうに引き寄せ、両手で太ももの裏かすねをつかんで3分キープします。
③ゆっくりと解放し、反対側も同様に行います。
AUTHOR
高西由貴子
内臓ケアサロンMaitriesセラピスト 陰ヨガを通じて出会った中医学の学びを続けながら、都内を中心にサロンオーナー、ヨガインストラクター、セルフケア講座のセミナー講師と多岐に渡って活動。2020年、より一人一人の心と身体をサポートしたいという想いを元にボディケアサロンMaitriesをオープン。心と身体両面から、女性の美と健康のサポートをしている。
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