【疲れが取れないときのパワーチャージに】秋の夜長に自分と向き合う「リラックス陰ヨガ」
秋は夏の間に溜まった疲労をケアして、これから来る寒い冬に備えてパワーチャージをしたい時期。そんな秋の夜におすすめのじっくり身体をほぐして疲れを癒す「陰ヨガ」をご紹介します。
秋は「休養すること」を意識
秋の土用(季節の変わり目)は立冬前の10月20日ごろ~11月6日ごろと言われています。この時期に呼吸器系のトラブルが起きやすい人は、そのまま寒い季節に入ると風邪をひきやすくなるそうです。
また、春夏は外向きだったパワーは秋になると内向きに変化。脚の方へと気が収まろうとします。スポーツの秋ともいいますが、激しい運動をしすぎると収まろうとしていた気が乱れ、心身のバランスを乱す原因になることも…。秋は大人しく過ごすことを心がけて、読書や芸術を楽しんだり、ゆったりリラックス系のヨガで呼吸と身体のメンテナンスをするのがおすすめです。
参考:女性の不調をなくす東洋医学式カラダとココロの整え方 鈴木知世著
秋の夜長におすすめ!自分と向き合う「陰ヨガ」
秋の夜長に行なうなら、ひとつのポーズに3~5分ほど留まり、自分自身を内観して呼吸を深めていく陰ヨガがぴったりです。
アシュタンガヨガやパワーヨガ、ヴィンヤサヨガなどアクティブに動くスタイルのヨガを陽とするなら、あまり動かずキープ時間が長い陰ヨガは陰のカテゴリー。激しい動きのない陰ヨガですが、終わったあとにはすっきり感が得られたり、手先足先まで温かくなっていたりと、さまざまな効果が得られます。
・自律神経が整う
・気持ちが穏やかになる
・柔軟性が高まる
・むくみ解消
・冷えの改善
陰ヨガのポイントはゆったり時間をかけて行なうことと無理をしないことです。居心地のよい場所でポーズをキープし、ポーズ中に感じる身体や思考の変化を受け止める練習をしてみましょう。
バタフライのポーズ
1.足裏同士を合わせた合っせきで座る。
2.両手でつま先を持ち、息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら上半身を前に倒す。
ポイント:足の付け根から身体を前に倒しましょう。内もものあたりに刺激を感じるところで止めましょう。違和感があったり、痛みがある場合は、脚の位置や上半身の角度を調整してください。
3.居心地良いポジションで3~5分キープしたら、ゆっくりと上半身を起こして脚を開放する。
4. 仰向けになったりして、ポーズ後の身体の変化や余韻を味わう。
ポイント:前屈する際に額の下にヨガブロックを置いたり、ボルスターを抱え込むように前屈するなどしてもおすすめ。リラックスしてポーズや身体の感覚に集中しましょう。
ツイストのポーズ
1.両膝を重ねた状態で横向きに寝転ぶ。
2.上になった方の手を半円を描くように動かして、背中側に広げる。(両腕が鎖骨の延長線上に伸びるように)
3.胸の広がりや背骨のねじりを味わいながら3~5分ほどキープ。
ポイント:目線は天井に向けても背中側に開いた手の指先に向けても構いません。肩や首、腰に違和感のないところでポーズをホールドしましょう。
4.仰向けの姿勢(シャバーサナ)になり身体の余韻を感じ、反対側も同様に行なう。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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