【おやすみ前に寝たまま3分】自重に委ねる陰ヨガで下半身のむくみを解消「スターラップのポーズ」

 【おやすみ前に寝たまま3分】自重に委ねる陰ヨガで下半身のむくみを解消「スターラップのポーズ」

脚の冷えや、むくみは老廃物が溜まっているサイン。老廃物が溜まっている状態が続くと、やがてセルライトができる一因に。股関節の柔軟性を高めてリンパの詰まりを解消する陰ヨガポーズで、おやすみ前に身体の緊張を抜きながらじっくりと。1日がんばった身体をリカバリーしましょう

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脚がむくむ原因とは?

人の体には、血液が流れる血管と同じように、リンパ液が流れるリンパ管が全身すみずみまで張り巡らされています。リンパ管は水分や老廃物を受け渡し、回収するはたらきがあります。ところが、リンパ管のはたらきが悪くなると余分なリンパ液がリンパ管の外で回収されずに貯留してしまい、結果として膨れた状態になってしまいます。この状態がむくみと呼ばれるものです。

むくみ
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脚のむくみの改善はおやすみ前が効果的

脚のむくみの原因のひとつは、立ち仕事やデスクワークなど、1日中同じ姿勢を続けることによって多く起こります。これは長時間同じ姿勢でいることにより、血流やリンパ管の巡りが妨げられてしまうためです。  逆に朝、顔がむくみやすくなるのは、睡眠中は頭から脚まで横になっていることで、寝ている間に水分が全身に均等に分配されるから。脚のむくみが夕方頃から感じられるのは、起きてから日中、活動している間にだんだんと重力でこの余分な水分が脚の方に降りて溜まっていくことで起こります。

水分の巡りの悪さ、ストレスによる血行不良や、疲労の蓄積により老廃物が溜まっている状態が続くと、脂肪細胞が余分な水分や老廃物をため込んで凝り固まり、セルライトができる一因につながってどんどん痩せにくい体質に。セルライトケアは、適度な運動、セルフマッサージなどで、不要になった老廃物を身体の外に排出を促してあげることが重要なのです。

そこでおすすめなのが、おやすみ前の陰ヨガポーズ。陰ヨガは、1つのポーズを重力に身体を委ねて、筋肉をゆるめた状態で3〜5分じっくりと時間をかけてポーズを保つ静的なヨガです。関節や腱、靭帯など身体の深部にある組織の硬さを解消し、ゆっくりと自分のペースで無理なく行うことができるので、身体が硬い方や初心者の方にもおすすめのヨガ。

陰ヨガのスターラップのポーズは

◯股関節の柔軟性アップ
◯リンパの詰まりの解消
◯下半身の血流の改善

など、主に下半身の老廃物を体外に排出する機能を高める効果が期待できます。おやすみ前にリンパの詰まりを解消して、巡りの良い痩せ体質に。安眠効果も高まるので是非試してみてくださいね。

ポーズのやり方

①仰向けになり、両膝を胸に引き寄せます。
②両膝を外側に開き、手のひらで足の甲か指先をつかみます。※足首でもok
③脚をあげてかかとを天井方向へ。膝は脇のほうへ引き寄せます、お尻は浮きすぎないように。
④心地よく内ももの伸びを感じる場所でリラックス、呼吸しながら3分ポーズを保持します。
⑤ポーズから離れて手足をマットにおろしたら数呼吸ポーズの余韻を感じます。

 

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高西由貴子

高西由貴子

内臓ケアサロンMaitriesセラピスト 陰ヨガを通じて出会った中医学の学びを続けながら、都内を中心にサロンオーナー、ヨガインストラクター、セルフケア講座のセミナー講師と多岐に渡って活動。2020年、より一人一人の心と身体をサポートしたいという想いを元にボディケアサロンMaitriesをオープン。心と身体両面から、女性の美と健康のサポートをしている。



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