【ヨガのポーズがしなやかに・心地良くなる】気の巡りをスムーズにする肝臓ほぐし+陰ヨガポーズ

 【ヨガのポーズがしなやかに・心地良くなる】気の巡りをスムーズにする肝臓ほぐし+陰ヨガポーズ
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ヨガのポーズをキープする時ついつい力んでしまう…呼吸が深まらない…その原因は過緊張による気の巡りの悪さが原因かも?肝臓ケアで気の巡りをスムーズに、陰ヨガポーズで呼吸が深まる身体に整えましょう

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ヨガをしているのに呼吸がなかなか深まらない、体が力んでポーズが心地よく感じられない、身体がつっぱる感じがする……その原因は筋肉や関節の柔軟性だけではなく、”肝”のはたらきの低下による体内の気の巡りの悪さが原因かもしれません。

陰ヨガは中医学とヨガを融合したヨガ。中医学では、内臓を中心に、経絡という目に見えないエネルギーラインが全身をくまなく流れていて、全身に気(エネルギー)や血(栄養)を運んでいると考えられています。経絡のルートを意識しながらポーズを取ることで身体の詰まりや滞りを解消し、身体の中を流れる気や血の巡りがスムーズに、組織や内臓を滋養していきます。

肝のはたらきとは?

中医学においての”肝”は、肝」は西洋医学で考える肝臓の働きだけでなく、身体全体の活動と関わるさまざまな役割を担っていると考えます。の機能の中でも重要なのは「疏泄(そせつ)作用」と「蔵血(ぞうけつ)作用」です。

「疏泄」とは全身を巡る、気(エネルギー)・血(栄養)・津液(血をのぞいた水分)」の流れをスムーズにする機能。時に気の巡りを調節するはたらきがあります。体内の気を全身に巡らせる扇風機のようなイメージです。気をがスムーズに全身に流れると、エネルギーや栄養分が身体のすみずみに行き渡り、身体全体が健やかな状態に。余分な汚れやストレスが溜まることもなく、心も身体も健康な状態が保たれます。

反対に扇風機が機能しないと部屋の中の空気が充満するように、体内の気の流れが滞ると、ストレスがうまく発散できず情緒が不安定になったり、首肩こり、血行不良や水分の停滞を招いて生理痛や生理不順、下痢やむくみといった症状が現れることも。肝を元気にする基本は、心も身体も“のびのびとした状態”を保つこと。呼吸とともに身体をのびのびと動かすヨガは、気の巡りをスムーズにするのにとても良いメゾットなのです。

ただし、無意識のうちにストレス緊張を溜め込んでいると、気が停滞して呼吸も浅く、身体も神経も過緊張状態に。ヨガのポーズ中に足がつりやすかったり、意識をしてもアスターマッスルだけしか使いずらかったり呼吸が深まりにくい方は、身体への意識が向いていなかったり、練習不足が原因なのではなく、慢性的な気の停滞、滞りが一因にあるかもしれません。慢性的な気の滞りを解消するには、適度に身体を動かすことと同時に、日頃からストレスを上手にリリースすることも重要なポイントなのです。

そこでおすすめなのが、陰ヨガのアプローチ。陰ヨガは、筋肉をくつろがせて1つのポーズを時間をかけて3〜5分保持していくことで、関節や腱、靱帯といった結合組織に刺激を送ることで関節のなめらかさや組織の固着を解消する効果があり、また身体を力みを意識的に抜いていくことで緊張がゆるむのでリラックス効果も高いヨガです。

肝臓は体内の毒素を解毒する働きがあるので、ベッドの上、ヨガの練習の準備や練習後のリカバリーなど、疲れた時や、リラックスしたい時のリセットに取り入れてみてください。

今回のコラム動画では、直接ご自身の手のひらで肝臓のまわりをほぐす内臓セラピーと、身体の体側を流れる、肝臓とペアになってはたらく胆嚢の経絡のラインをじんわりじっくりゆるめる陰ヨガポーズをご紹介。疲れた肝臓をご自身の手にひらでセルフケア、陰ヨガポーズで心と身体の巡りをスムーズに。力みのないしなやかボディを養っていきましょう。

肝臓ほぐしのやり方

①肝臓の場所は右肋骨の内側。みぞおちに親指以外の4指をあててから右の肋骨の下のラインにスライドします。

②息を吸って、口から吐く時、お腹がくつろぐタイミングで4指を肋骨の内側にやさしく入れます。※触れた時に硬う、痛みがある場合は肝臓疲労のサイン。ぐいぐい押さずに手を当てるだけでもOK

③吸ってゆるめて吐く息でほぐすを3〜5呼吸、ゆっくりと行います

側屈ハーフドラゴンフライポーズのやり方

あぐらの状態から片足の脚を伸ばして開き、片脚の足裏は私の付け根に置きます。

②脚を伸ばしている方にゆっくりと上半身を倒し、肘をブロックの上に乗せたりサポートをしながら体側の気持ちの良い伸びを感じる場所で力を抜きます。

③体側が伸びている方の腕は背中の後ろに回すか、肘を曲げて手のひらを頭のうしろに添えます。肋骨周りにたっぷりと呼吸が入っていくポジションで3〜5分、呼吸に意識を向けながら、変化していくカラダの感覚を丁寧に味わいましょう。

④反対側も同様に行います。

⑤ゆっくりとポーズを解き、体操座りのような姿勢や膝を伸ばした状態で、ポーズから抜けた後の身体の反応、余韻を感じるリバウンドタイムで数呼吸過ごしてカラダが落ち着くのを待ちましょう。

 

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高西由貴子

高西由貴子

内臓ケアサロンMaitriesセラピスト 陰ヨガを通じて出会った中医学の学びを続けながら、都内を中心にサロンオーナー、ヨガインストラクター、セルフケア講座のセミナー講師と多岐に渡って活動。2020年、より一人一人の心と身体をサポートしたいという想いを元にボディケアサロンMaitriesをオープン。心と身体両面から、女性の美と健康のサポートをしている。



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