寝つきが悪い人ほど効果が出やすい【ベッドで1分】睡眠の質を上げる「身体を揺らすだけ」ストレッチ

 寝つきが悪い人ほど効果が出やすい【ベッドで1分】睡眠の質を上げる「身体を揺らすだけ」ストレッチ
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睡眠不足を感じている、今日はぐっすり寝たいと思っている…。にも関わらずなかなか寝付けない時ってありますよね。そこでおすすめなのが寝る前のリラックスストレッチ。目を閉じる直前のたった1分で眠りが変わる、簡単なルーティンです。

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眠るときはどういう状態が望ましい?

スムーズな入眠を得るには、私たちの身体はどんな状態だと望ましいのでしょうか。そこでカギとなるのが「自律神経」です。

自律神経には「交感神経」と呼ばれる活動をサポートしてくれている神経と、「副交感神経」というお休みをサポートしてくれる神経があります。睡眠に必要なのは、お休みモードの「副交感神経」。ところが、寝る直前までスマートフォンで動画を見ていたり、パソコンで仕事を片付けたりしていると、頭がはまだまだ戦闘モード。「交感神経」が活躍しており、そのままベッドに入っても、自律神経のスイッチの切り替えが上手くいきません。

なんとか眠りにつけたとしても、浅い眠りや悪夢、金縛りといった、睡眠の質を下げる結果になることも。

ベッドに入る前に自分の力で「副交感神経」を優位にすることさえできれば、入眠もスムーズになり、深い睡眠が得られ、翌朝の目覚めもすっきりします。

自律神経
illust AC

副交感神経を優位にするには

「副交感神経」を優位にするにはどうすればよいのでしょう。

そもそも副交感神経の位置は首の後ろ付近、腰の下、お尻の上の平らな骨がある仙骨の付近にあります。赤ちゃんが泣いた際に、お尻をトントンとすることがありますが、あれは副交感神経を刺激し落ち着かせているのです。

仰向けになりながら、副交感神経に自身の体重の重さで刺激を与えて、リラックスモードへ切り替えていきましょう。またこのポーズは腰痛の方にも有効。腰回りやお尻回りもほぐれていきます。

副交感神経を刺激する「ゆらゆらストレッチ」

仰向けになり、腰に程よく刺激を与えながら、副交感神経を優位にスイッチしていきます。

1、仰向けになり両手で両膝を抱えて、太ももを身体にできるだけ近づけましょう。その際腰の伸びを感じてください。

3、左右にゆらゆらと身体を揺すり、腰からウエストにかけてマッサージをしていきましょう。

4、両ひざを抱えたまま、脚を身体から少し離し、お尻を床につけます。

5、左右にゆらゆらと身体を揺すり、お尻の平らな部分(仙骨)の辺りをマッサージしていきます。

スプタ①
photo by Naoko Iwasaki

6、最後に両ひざを抱えて、上半身を起こしおでこを膝に近づけ小さくなり、自分自身を優しく抱きしめます。

7、ゆっくりと頭を遠くに降ろし、手足を解放。全身の力を抜きながら、深呼吸をしましょう。

スプタ②
photo by Naoko Iwasaki

詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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スプタ①
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