ガチガチの胸と腕がぐーんと開くようになる胸&腕ほぐしエクササイズ|たった10秒さするだけ!
深呼吸をしようとした時、思ったより長く(深く)息が吸えなかったり、息を吸い込もうとすると胸が硬く感じたことはありませんか?そんな方は筋肉が縮こまって硬くなっている可能性があります。今回はさするだけでOKの胸&腕ほぐし法をご紹介します。
胸が硬くなることで起こる弊害とは?
パソコンやスマートフォンを使うことが当たり前になっている現代。日常生活のほどんどは座って過ごしている方が多いと思いますが、座っている間は両腕が体の真横よりも前方に入り込んでいる巻き肩といわれる姿勢になり、その間は背中は丸まり胸が縮こまった姿勢になっています。この姿勢が続くことによって、
● 首こり、肩こり、背中こりなどの痛み
● 自律神経の乱れ
● 呼吸が浅くなる
● 顔や胸がたるみやすくなる
● 首のシワが増えやすくなる
● 二の腕に脂肪がつきやすくなる
このような不調に繋がってしまう可能性があります。不調が深刻化する前に胸の硬さをほぐし姿勢を改善していくことで、体型の崩れや不調が軽減したり、改善していく可能性が期待できます。
胸が硬いとエクササイズ効果もゼロ?
「姿勢を改善するぞ!体を引き締めるぞ!」と思っても、なかなか効果を感じられないという方も多いかもしれません。どんなに運動をしてもその効果を実感できない理由の一つとして、そもそも筋肉がトレーニングできる状態になっていないことが挙げれます。
筋肉は動かないと硬くなるという性質があるため、同じ姿勢で長い時間を過ごしているだけでも筋肉は硬くなっている状態です。そのような状態のまま二の腕の引き締めのためにエクササイズをしたり、姿勢を良くするために肩甲骨を寄せるようなエクササイズをしても、硬い筋肉は動きが悪いため、エクササイズの効果は期待より低くなってしまう可能性があります。
姿勢を整えるためにも、エクササイズの効果をアップしていくためにも、まずは筋肉をほぐしたりストレッチしたりして、可動域を広くしていきましょう。筋肉が最大に伸びたり最大に収縮したりできるようになり、トレーニング効果も高めることができるでしょう。
10秒で胸が開く!さするだけエクササイズ
今回ご紹介するのはさするだけで胸が開くエクササイズ。巻き肩を改善するためや二の腕のトレーニングのエクササイズを行う際の準備エクササイズとしてもオススメです。
このエクササイズを行うだけで姿勢が整った感覚や肩・背中まわりが楽になった感覚を味わうことができます。体感を高めるためにエクササイズ前と後、それぞれのタイミングで状態のチェックをしておきましょう。
エクササイズ前のチェック
1)右腕を真横に呼ばし、手首を曲げる
2)腕を背中側に伸ばし、腕がどのくらいまで後ろに行くか覚えておく
鏡で見ると分かりにくいやすいですが、自分で見るだけでもOKです。
<やり方>
伸ばした右腕の、力こぶのあたりから、肩、胸の前にかけて全体を左手のひらで10~30秒ほどさする
エクササイズ後のチェック
エクササイズ前と同じように腕を横に伸ばし手首を曲げ、腕を後ろに引いてみると、エクササイズ前に比べてかなり可動域が広がったのを感じられるでしょう。
▼ 動画でインストラクターの動きをチェックしてみよう!▼
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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