【慢性的な首凝りに】手のひらで首元を温めて緩めるだけ!道具いらず即効性アリ「温感ほぐし」

 【慢性的な首凝りに】手のひらで首元を温めて緩めるだけ!道具いらず即効性アリ「温感ほぐし」
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慢性的な首凝りは現代人が抱える悩みの一つです。ストレッチやもみほぐし、温感ほぐしでデリケートな首まわりを優しくほぐして疲れをとっていきましょう。首がほぐれると顔のむくみも解消できて一石二鳥。座ったままできる簡単メソッドをヨガ講師の美都くらら先生がレクチャーします。

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首凝り、顔のむくみを引き起こす身近な原因とは?

「首凝りのおもな原因は、耳の後ろにある乳様突起から鎖骨の内側にかけて走る胸鎖乳突筋の緊張です。ずっと前かがみの姿勢で作業したり、スマートフォンやパソコンを使う際に首が前に突き出るようなポジションをとったりしていると胸鎖乳突筋が過度に緊張しやすくなります。また胸鎖乳突筋は呼吸にも関与していて、深呼吸ができない状態や浅い呼吸が続くと筋肉が不自然な状態で緊張し、首凝りを引き起こすことがあります。

胸鎖乳突筋
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次に顔がむくんでしまう原因は多岐にわたりますが、首の筋肉が緊張したり血管の収縮が起きたりすると血行不良になり、顔に十分な酸素や栄養が行き届かずむくみが生じる可能性があります。また首にはリンパ節があり、悪い姿勢や同じ姿勢で長時間過ごすとリンパ節周辺の循環が阻害されてリンパ液が滞留しむくみやすくなります」(美都くらら先生)

自分の体温でじっくりゆるめて、首元に癒しを注入

「首の筋肉をストレッチした後、手のひらのぬくもりを首元に伝える『温感ほぐし』を行うと、筋肉や血管がさらにゆるんでほぐしにつながります。温かさを感じながら静かに呼吸するとリラックス効果も期待できます。メイク前やオンライン会議の前に椅子に座ったまま、または身体が温まり筋肉がほぐれやすいお風呂上がりに行ってもOK。1日1~3回を目安に実践してみましょう」(美都くらら先生)

温感ほぐし

 

目的と効果:首を温めることで筋肉や血管をゆるめて、その感覚を静かに味わいリラックスする。

〈やり方〉

1.楽な姿勢で座り、両手のひらをこすり合わせて温める。

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2.温めた両手のひらで首を横から包み込む。そのままゆったり呼吸して血液やリンパ液の流れなどに意識を向ける。10呼吸キープ。

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〈プロフィール〉

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美都くらら先生

宝塚歌劇団を卒業後、ヨガインストラクターに転身。現在はYMCメディカルトレーナーズスクールにて全米ヨガアライアンスRYT200・500のティーチャートレーニングを担当。これまでに多くのヨガインストラクターを育成している。ヨガ・ピラティスを通して"自分を愛する至福の時間"をモットーに、セミナー開催やイベント登壇、雑誌メディア出演など積極的に活躍中。
▼Instagram:@kurara.mito
▼YMCメディカルトレーナーズスクールHP:https://ymcschool.jp/
▼国際ホリスティックセラピー協会 HP:https://ihta.or.jp/

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文/北林あい

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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