「背中の筋力がつくと姿勢は自然に良くなる」理学療法士が教える初心者でも簡単にできる背筋エクサ2選
パソコンやスマートフォンの普及によって、姿勢の悪さから体の不調に悩まされている人が多くなってきています。今回は理学療法士の私が伝えるいい姿勢の作り方と自宅で簡単にできるエクササイズをご紹介します。
姿勢を良くすることによるメリット
体の不調に悩まされる可能性が減る
姿勢が悪いと骨盤が傾きやすくなり、腰に痛みが出やすくなります。また、猫背姿勢やストレートネックになると肩こりや頭痛、なんとなく体調が悪いなどの影響が出やすくなります。姿勢を良くすることによってこのようなトラブルを減らす事ができます。
若々しく見える
姿勢を良くすると若々しく見えます。腰の曲がった女性をイメージしてみてください。高齢の女性をイメージしていませんか。このように姿勢が悪い人は実年齢よりも年をとってみえてしまったり、元気がないように見えてしまいます。
痩せやすくなる
姿勢が良くなると正しい筋肉を働かせて生活する事ができます。その結果、基礎代謝が上がり痩せやすくなります。特に肩甲骨の内側にある褐色細胞は肩甲骨が正しい位置にないと働きにくいと言われており、正しい姿勢を保つことが背中痩せに効果的と言われています。
いい姿勢を作る2つの方法
いい姿勢を作る2つの方法をご紹介します。
筋力トレーニング
悪い姿勢は筋力不足が影響する事が多くあります。そのため、筋力トレーニングが必要です。特に「背中」の筋力を鍛えることで猫背やストレートネックを解消する事ができると言われています。
日頃から意識をする
テレビを見ている時やスマートフォンを見ている時の姿勢を意識するだけで姿勢を良くする筋肉が働き姿勢は大きく変わります。逆に意識をせずに生活していくと、癖がついてしまいどんどん姿勢が悪くなってしまいます。
自宅で簡単にできる背中トレーニング
・腕回し
1)手を肩の高さにあげて大きく広げます
2)後から前に腕を大きく回します
3)何回か行ったら腕を前から後にも回します
ポイント:腕を回す時に首が前に出ないように注意しましょう
・ラットプルダウン
1)手のひらを前に向けてバンザイします
2)肘を曲げながら体につけます
3)肘を伸ばしながらバンザイに戻ります
ポイント:2)の時に胸をしっかりと張りましょう。
【動画】詳しい動き方
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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